【報告】2/10 防災教育ファシリテーター養成講座初級編第4期「HUG」

2018年2月10日、防災教育ファシリテーター養成講座<初級編第4期>の最終回、避難所運営ゲーム「HUG」の体験でした。1班編成しかできない受講人数だったので、比較できるように防災教育ファシリテーターも1班編成しました。

今回の講師は、防災教育ファシリテーターの前田牧絵が務めました。まずは、「HUG」の講座の際には定番となっている「避難所〇×クイズ」から。災害が起こったときに地域防災拠点以外の自宅周辺の施設はどうなるのかなど、改めて興味を持つきっかけになったのではないでしょうか。

条件設定や記入の仕方などの説明の後、自己紹介と役割分担をし、作戦会議です。15枚までのカードで、おおまかな避難所運営のルールや使用禁止の場所などを決めました。その後は次々とくる避難者の対応をしていきます。

  
  
 

250枚のカード全てに対応し終えたら、それぞれの班での振り返りです。今回も、様々に気づきがあったようです。HUG初体験の班と経験者の班では、どのような違いがあったでしょうか。

  

【ワークシートより自分の班のアピールポイント】
・掲示板に日付を書いた。バス旅行者は、バスにとどまってもらった。当日やらなきゃいけないことに集中した(優先順位)外にも受付を置いた。
・カテゴリー分けした(安否確認がしやすい)。掲示板が更新しやすい。

【参加者の声】
・避難者の条件が種々雑多で迷った。これが現実?となったら勉強しなおし。
・様々な価値観、考えを持っている人が運営し、過ごす。それがとにかく難しい(災害時はさらに)。避難所がすごく大変な場所だと感じた。
・作業本部に運営マニュアルができていたうえで、対応していくほうが良いと思った。

毎年のように日本各地で災害が起こり、避難所が開設されることがありますが、その地域によって運営のルールや方法は全く違います。よその避難所でうまくいったルールが、自分の避難所で通用するとは限りません。「何がベターなのか」を考え、ルールを決めるのは、今、ここにいる人たち。メンバーが変わればルールも変わります。事前に決めておけることは、決めておいた方がいいですよね。何度も繰り返すことで見えてくることもあります。これからも多くの方に「HUG」体験してほしいと考えています。

最終回でしたので、修了式も行いました。「修了証」と「参加証」とをそれぞれお渡ししました。最後は集合写真撮影。是非、多くの方に今秋開催予定の上級編に進んでいただきたいと思います。

      

HUG(避難所運営ゲーム)の効果や必要物品などの詳細は、かながわ子ども防災情報ステーション をご覧ください。

■講座概要■
講座名:ファシリテーター養成講座<初級編第4期>第4回HUG
日時 :2018年2月10日(土) 10:00~12:30
会場 :横浜市民活動支援センター 4階ワークショップ広場
参加者:5人
講師 :前田牧絵
サポート:防災教育ファシリテーター 石田真実 小峰道晴 谷本恵子 西川哲 矢嶋恵子 
【エリア】鶴見、相模原、鎌倉、葉山

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