【報告】1/20 防災教育ファシリテーター養成講座<初級編第4期>第2回「横浜市民防災センター体験&地域防災計画」

2018年1月20日、防災教育ファシリテーター養成講座<初級編第4期>第2回は、横浜市民防災センターで施設体験を行い、その後研修室で「地域防災計画」「学校防災計画」について学びました。

横浜市民防災センターは、昭和58年に開館した防災学習施設です。2016年(平成28年)4月1日に、「自助・共助を学べる横浜市の中核施設」として、リニューアルオープンしました。「機動特殊災害対応隊」が配置されていますし、横浜市消防音楽隊の活動拠点でもあります。
大規模災害発生時には、「一時避難場所」として、被災者の応急救護活動拠点となります。横浜駅西口の帰宅困難者一時滞在施設でもあり、駅周辺滞留者の一時的な受け入れを行うほか、その際に配布する水・毛布等の備蓄もなされています。

1階の「災害シアター」は、3か国語字幕(英語・中国語(簡体字)・韓国語(ハングル))、 日本語副音声&字幕対応しています。
「地震シミュレーター」は地震の揺れを起こす装置で、東日本大震災や阪神淡路大震災などのこれまでに起こった地震の揺れを体験しました。東日本大震災以降、注目されるようになった長周期振動も体験できます。
2階では、消火器を使った「消火体験」と、煙からの「避難行動体験」です。
「減災トレーニングルーム」は、戸建ての部屋が再現されており、映像や音で演出される地震や火災、大雨時の対応等を体験し、身を守る行動について学びました。内部の様子は外からモニターで見ることができます。プログラムの内容が以前よりもバージョンアップしていました。

   
  

体験後は研修室で「地域防災計画」について学びました。講師は、防災教育ファシリテーターの小峰道晴が務めました。
今回の宿題は「自分が住んでいる市区町村の「地域防災計画」の総則をプリントして持ってくること」となっていました。
どのような経緯で作られるようになったものなのか、防災計画の基本構成、概要等について説明し、持参した「地域防災計画」を読んで、自分が住んでいる地域について、どのような災害特性があるのかをまとめました。初見でこのまとめの作業をするのは、実はとても大変なのですが、みなさん一生懸命に取り組んでいました。続いて、各自がまとめた情報を隣の人とシェアします。
同じ市内でも区によって違いがあったり、同じ神奈川県内でも記載されている内容が異なっていたり、たくさんの気づきがありました。

続いて、防災教育ファシリテーターには欠かせない「学校防災計画」についても学びました。講師は石田真実が務めました。
各学校で「学校防災計画」は作られていますが、構成や内容は学校によって違います。実はその名称も市町村によって違います。

次回は2月3日(土)10時から、横浜市民活動支援センター4階セミナールームで「逃げ地図」の体験です。

【参加者アンケートより】
・トレーニングルームで、どの災害が起こるのかわからないまま、シミュレーションをするのは面白いと思いました。

■講座概要■
講座名:ファシリテーター養成講座<初級編>第2回 横浜市民防災センター体験&地域防災計画
日時 :2018年1月20日(土) 10:00~12:30
会場 :横浜市民防災センター
参加者:2 人
講師 :小峰道晴、石田真実
サポート:防災教育ファシリテーター 谷本恵子 矢嶋恵子
【エリア】鶴見、葉山

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