【報告】1/14防災教育ファシリテーター養成講座初級編<第4期>第1回「DIG」

2018年1月14日、桜木町の横浜市民活動支援センター4階で防災教育ファシリテーター養成講座初級編<第4期>講座を開講しました。第1回は「DIG」です。
第1回は「DIG(災害想像ゲーム)」の体験。参加者は7名でした。今回の講師は防災教育ファシリテーターの谷本恵子です。2班編成で、防災教育ファシリテーターも一緒に作業しました。DIGは通常住んでいる地域の地図を用いて行いますが、ファシリテーター養成講座は、様々な地域からの参加者なので、講座の会場である桜木町駅周辺をモデルにしました。

目標は、桜木町駅を中心にみなとみらい地区や中華街近辺に、どんな災害が想定されているか知ることと、大規模災害が起きた時どう行動すべきか考える。

関東大震災を振り返り。多くの人が想い起すのは3万5千人余りが犠牲になった東京本所の陸軍被服廠跡地での火災旋風でしょう。実際には、震源地は神奈川県で震度7の激震地区も神奈川県に集中。津波や土砂災害の大半も神奈川県で発生していたのです。

東日本大震災後に見直された横浜で想定されている地震についての説明。次に阪神大震災時の映像や実験映像で、地震から身を守るための行動についての復習。その後DIG体験に入りました。
透明シートを地図の上に置き、町の基本情報、地域資源の確認等、書き込んだりシールを貼ったりしました。
さらに透明シートを重ねて被害想定をハザードマップを見ながら実際に書き込みました。被害想定が身近に感じられたのではないでしょうか。

    

作業を終えてからは、地図を見て、感じたことや気づいたことを付箋に各々書き込みます。その後、古地図と照らし合わせてみました。そこでも様々な気づきがあったようです。
その後、気づいたことを班ごとにまとめて発表!
今回の参加者には小学校の先生が2名いたせいか、作業もまとめも両班ともにとてもスムーズでした。

      

次回は、1月20日(日)横浜市民防災センターにて体験施設を体験し、その後地域防災計画・学校防災計画について学びます。

【参加者アンケートより】
・横浜駅は意外とキケン
・みなとみらいエリアは防災最新技術を使っている
・吉田新田、川沿いキケン
・いつもの場所、知っている場所をテーマにDIGをすることは具体的に想起しやすくて面白かったです。

DIG(災害想像ゲーム)の効果や必要物品などの詳細は、かながわ子ども防災情報ステーション をご覧ください。

■講座概要■
講座名:ファシリテーター養成講座<初級編第4期>第1回「DIG」体験
日時 :2018年1月14日(日) 10:00~12:30
会場 :横浜市民活動支援センター 4階ワークショップ広場
参加者:7人
講師:谷本恵子
サポート:防災教育ファシリテーター 小峰道晴 角川京子 西川哲
【エリア】横須賀、鎌倉、葉山