【報告】3/9 マンション防災アドバイザー@戸塚区

2月にマンション防災アドバイザーとして訪れた、戸塚区のマンションにて2回目の研修でした。

戸塚区マンション防災アドバイザーとは
戸塚区によるマンション防災の取り組みの一つで、「防災マニュアルの作成の仕方がわからない」「防災訓練の企画をしたい」「地域防災拠点とどうやって連携すればいいかわからない」「そもそも何から始めればいいのかわからない」といったお悩みのあるマンションに、防災の専門知識を有する「マンション防災アドバイザー」を派遣する制度です。当団体は戸塚区役所からの認定を受けて、マンション管理組合、マンションを含む自治会・町内会、マンション管理会社を対象にご要望に沿った防災研修を行なっています。

マンションプロフィール
築47年、5階建て、総戸数67戸のマンションです。周辺には病院は商業施設もあり、駅から近い割には閑静な場所にあります。これまでマンションとしての防災活動がほとんど出来ておらず、「災害が起きた時にどのような動きを取ればいいか分かっていない」「何から手を付けたらいいのかも全く分からない」とのことで、ご依頼がありました。

安否確認訓練を実施
先月、全戸に配布した安否確認マグネットを使用しての安否確認訓練の実施しました。それに伴い、防災資機材の置場に問題があることが分かりました。やはり実際にやってみると気づかなかったことが明らかになりますね。こういった問題を少しずつ前に進んで行ければと思っています。今回の訓練についてアンケートを配布したので、集計後は住民にフィードバックすることを勧めました。住民の方一人ひとりがそれぞれの感想をお持ちだと思いますが、やって終わりではなく結果をお知らせすることで、自分では気づかなかったことを知ることができますす。また同じアンケートを採り続けることで、防災意識の向上や意識変化の計測にも役立ちますし、この積み重ねが住民が共通の認識を持つことにつながり、共助の土台になっていきます。「トライ&エラー」で課題や問題点を解消しながら、より良い防災対策を講じていきましょう。

次年度への引き継ぎをしっかりと
今年度の防災担当者が転出することになりました。担当者が替わる際の引き継ぎがうまくいかないと、せっかく築いてきた防災対策・体制に綻びが生じ、いざという時に混乱を招く原因になります。ぜひ次の防災担当者にしっかりと引き継いていただいて、防災対策・体制を継続していただきたいです。

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