【報告】3/2 災害想像ゲーム「マンションDIG」@鶴見区

鶴見区にあるマンションで災害想像ゲーム「マンションDIG」を実施しました。

災害想像ゲーム「マンションDIG」とは
DIGとは災害想像ゲーム(Disaster Imagination Game)の頭文字で、マンションDIGは、マンションの敷地での災害を想像するワークです。大判のマンション平面図・立面図を広げて、自分の部屋や役員の部屋を確認します。電気室やエレベーター、階段などの設備を確認し、災害が発生したときにどこを本部にすればいいのか、停電対策で灯りが必要な場所はどこなのか、必要な機材は何なのか、それはどこで使用するのか、機材は充分用意されているのか・いないのか、機材の置き場所は適切なのか、などを考え、シールを貼りながら可視化していくワークです。ワークを通じて災害時を想像し、問題や課題を明確にし、対応を考え理解していただきます。

マンションプロフィール
築14年・31階建て・総戸数301戸のマンションです。マンション主催の防災フェスタ、防災マニュアル作成、防災会議、防災訓練と評価、防災員研修など、当団体は数年前から様々な形で支援してきました。

マンションDIGの結果
長い間関わっているマンションなので多くを盛り込まず、皆さんに考えてもらえる時間を多く確保してのワークとなりました。1月の能登半島地震で鶴見区は震度2の揺れを観測しましたが、「マンションがゆっさゆっさと揺れた」「エレベーターに乗っていたが、エレベーターからギーギー音が鳴り故障したかと思った」といったリアルな体験から、防災倉庫をエレベータ脇に設置できるか区役所に確認しようという意見が出たり、防災委員がいないフロアへの対応、1階駐車場ゲートが停電時に手動で開くか要確認など様々な課題や提案が出ました。

防災費が予算化された!
ここ数年、住民対象、防災委員対象など様々な角度から積極的に防災に取り組んできたことでマンション防災の重要性が浸透し、何もなかったところから防災費が予算化され、各戸200円/月・年間約70万円にまでなりました。とても素晴らしいことですし、共に歩んできたものとして非常に嬉しかったです。やはり多くの住民に知ってもらいながら、一人ひとりの防災意識を育みつつの地道な取り組みが実になった一つの形ですね。ぜひ防災費を有効に使いながら、より良いンション防災に役立ててください。

認定NPO法人かながわ311ネットワークをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む