【報告】2/12 横浜市防災・減災推進研修<支援編>@栄区

栄区にある自治会での支援編研修です。

支援編とは
地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンションに直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みの他、風水害への備え、地震火災への備え、マンション防災、災害時のケーススタディー・地域の危険性の把握等のグループワーク)の4つのテーマから必要なものを選んで学ぶことができます。

自治会プロフィール
140戸・8班から成る自治会で、5割以上の住民が防災訓練に参加するなど防災への関心は高いです。消火訓練、災害時要援護者の安否確認・避難誘導訓練、横浜市防災センターでの研修といった防災訓練を行っています。「災害時に自治会及び自治会員で何を備えていくべきなのか、どう備えていくのかを考えるきっかけ作りをお願いしたい」と今回の依頼につながりました。

全役員が辞めてしまった…
昨年度、自治会の全役員が辞めてしまい、新自治会長は「1年だけ」という条件で務めています。そのため役員としてはこれからという方が多いのですが、参加者のみなさんは研修前からにこやかに挨拶される方が多く、普段からコミュニケーションをよくとっている様子が伺えました。また地域防災拠点運営委員の方も数名参加してくださいました。

自治会としての防災意識は高い、でも自宅の備えは…?
家具の固定など多少の防災対策はしているものの、家庭の防災状況に自信を持っている人は少ないのが印象的でした。横浜避難ナビよこはま地震防災市民憲章を知っている人もほんのわずか。研修で自治会から参加者に携帯トイレの配布もあったので、今回の研修を機にご自宅の備えを確認・準備につなげていただければと思います。

ちょっと危ない!?自治会館
災害時には自治会・町内会館を避難場所として開設することがあります。こちらの自治会館は災害時用に発電機に繋ぐことができる電灯を設置済みとのことですが、「川のそばにあるため浸水の恐れもある」「地震では壊れるだろう」と現実的にはあまり役割を期待していないようです。また近くで高速道路の建設が始まっており「工事が始まってから会館が少し傾いた」という話も耳にしました。様々な不安要素がある自治会館、災害時に使えないことを想定した対策も必要かもしれません。そういう意味でも今回、地域防災拠点の運営委員の方が研修に参加してくださったことは、とても心強いです。

 

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