【報告】1/20 地域防災アドバイザー@緑区

緑区にある地域防災拠点で、拠点運営員会を対象に防災講習を実施しました。

緑区地域防災アドバイザーとは
緑区が地区連合自治会、自治会、地域防災拠点運営委員会、マンション管理組合を対象に、各団体の防災の取り組みを支援するため、防災の専門知識を有するアドバイザーを派遣する事業です。下記の防災に関する検討会や訓練等を行っています。

①専門家のアドバイスを受けながら、地域の防災マニュアル作成
②他都市の事例を参考に地域防災拠点運営のコーディネート
③マンション防災等各種防災関係の研修会の実施
④女性視点を盛り込んだ避難所づくり
⑤配慮を要する人(災害時要援護者)の視点を取り入れた防災に関する講座
⑥地域防災拠点にある資機材取扱いの講習

ホームページを積極的に活かした防災活動を発信
こちらの地域防災拠点では、独自のホームページを運営しています。どのような防災訓練を行ったのか画像付きの詳しい報告の他、避難時の行動や避難受付手順を示した動画、体育館における区割りシート設置・撤去のマニュアルなどオリジナルコンテンツが盛りだくさん。また横浜市が発行している防災ハンドブックの紹介もされており、誰が見ても分かりやすい、とても充実したサイトです。

具体的な質問の連続
避難所運営時のトラブル例・成功例を中心に話して欲しいとのご依頼でした。もともと防災に対する意識が高いこともありますが、能登半島地震の影響でとても積極的で意欲的に参加されている印象でした。他拠点との連携をどうすべきか、感染対策はどうしたらいいかなど、漠然とした問いではなく、「私たちはこういう対策を考えているけれども、どう思いますか?」など質問もとても具体的です。

避難所生活をイメージした質問も
能登半島地震でも大きな課題となっているトイレや水についてもたくさんの質問が出ました。また、体調不良の避難者への対応、ペットの対応、意見や要望を言いにくい避難者への対応など、避難所を運営にするにあたり様々なケースを想定した質問も多く出ました。能登半島地震での状況を見聞きして、より具体的なイメージや困りごとが浮かんでいたようです。

経験を活かすということ
連日の能登半島地震に関する報道から、自分達の地域防災拠点運営を見直し活かそうという意気込みが感じられた時間でした。被災地の方々の「私たちのことを忘れないで」「私たちの経験をみなさんの防災に役立てて欲しい」という言葉が、こういう形で引き継がれ、各地の防災に活かされていくというのは、まさにこういうことだと実感しました。一歩、二歩進んだ観点からの対策を考えていただけると期待しています。

 

認定NPO法人かながわ311ネットワークをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む