【報告】11/12 横浜市防災・減災推進研修<支援編>@西区

西区にある町内会で支援編研修でした。

支援編とは
地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンションに直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みに加え、①風水害への備え、②地震火災への備え、③マンション防災、④グループワーク(災害時のケーススタディー、地域の危険性の把握等)の4つのテーマから必要なものを3つまで選んで学ぶことができます。

町内会プロフィール
1000戸、77班から成る規模の大きい町内会です。傾斜地も多いエリアに新旧の家が混在しています。地域防災拠点と通学する学校が異なり、町内の子どもたちが通う学校もそれぞれ違うという複雑な一面があります。

空き家と高齢者
町内には古い空き家が多く、また高齢者も多いため、急傾斜の多いエリアで雨による災害対策を準備したいとのこと。空き家と高齢者の増加は多くの町内会・自治会が抱える共通する問題の一つです。高齢者の増加により、自然災害での高齢者が被災するケースが増加しています。特に集中豪雨や台風による水害・土砂災害では顕著というデータが国土交通省から出ています。空き家は耐震性や耐火性が低くなるため、地震や火災が発生した時に倒壊したり延焼する危険性があります。

ハザードマップで把握する
この町内会があるエリアのハザードマップを見ると、洪水・内水でほとんどのエリアが被害に遭うと想定されていました。町内会が懸念されていた土砂災害のマップも見ていただくことで、感覚ではなく視覚的にそのリスクを実感していただきました。町内会ではすでに様々な災害対策を取っているようですが、改めて課題を共有したことで、今後は優先順位をつけて対応していただけると思います。

ぜひ子ども達の意見も交えて
普段こういった研修には町内会のお子さん達も参加されているとのことでしたが、残念ながら当日は急に寒くなり雨も降っていたためお子さん達の参加はありませんでした。ぜひお子さん達の意見にも耳を傾けみなさんで取り組んでいただければより良い対策につながるでしょう。

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