【報告】10/27 市民協働相談会「私たちが『防災』から学ぶこと~いつかのためにいつもやること~」

横浜市市民協働推進センターによる「市民協働相談会」で代表理事の伊藤が協働コーディネーターを務めました。

市民協働相談会とは
実践者との対話を通して学べる「市民協働相談会」(全4回)。会ごとにテーマが決められ、悩みや関心のある参加者が、協働コーディネーターやゲストの話、公開相談会、参加者同士の交流を通じて、自分たちの活動に活かせるヒントを得る場となっています。3回目のテーマは「防災」、参加無料のオンライン講座でした。

防災と地域コミュニティ
実は防災はコミュニティと深いつながりがあります。自助で自分や家族が助かったら、その後は近所や地域の方たちと協力しながら生活を建て直していきます。まさに共助、そういう意味でも「市民協働」です。

共助について説明
伊藤は災害発生時から生活復旧への道のりを説明しながら、地域コミュニティの存在や役割をお伝えしました。当たり前のサービスが災害下では機能しなくなります。それをみんなで協力しながら乗り越えていきましょうと支援のイメージ図をお見せしながら説明しました。

小松野麻美さんのお話
ゲストスピーカーの小松さんは、中学3年生の時に地元釜石市で東日本大震災を経験。現在は釜石市で地域活性化に向けた活動に取り組んでいます。中学3年生で避難所支援を行った経験や当時の出来事、そして釜石から釜石への地元愛を発信しながら観光客を受けれながら働いている現状をお話してくださいました。

渋谷昭子さんのお話
二人目のゲストスピーカーである渋谷さんは、横浜市市民局長で民生委員・児童委員も務めており、横浜市職員の有志による防災勉強会「Sonae-bu」のメンバーでもあります。東日本大震災でサポートした仙台市職員との交流を続け、震災に備えているsonae-bu、民生委員としての活動などについてお話されました。

グループワークでは
その後3つに分かれてグループワークを行いました。伊藤のグループには小学3年生の時に、関東で東日本大震災に遭い、自宅で帰ってこられなくなった親の消息がわからず心細い思いを経験した方、会社員から教員に転職してすぐに小学3年生の担任として東日本大震災を体験した方、会社を早期退職し市民活動センターで働きながら町内会役員も担う方の3人。途中から渋谷さんも加わりとても話が弾みました。それぞれの立場で体験した震災、地域コミュニティと防災の関係について考えているなど、みなさんで共有できた貴重な時間となりました。参加されたみなさんはいかがでしたでしょうか?防災と地域コミュニティについて、ヒントになることはありましたか?ぜひこれからのみなさんの活動で役立ててください。

横浜市市民協働推進センターによる開講レポートはこちら

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