【報告】10/22 東京防災学習セミナー@東京都練馬区

東京都練馬区で東京防災学習セミナーを実施しました。

東京防災学習セミナーとは
東京都の主催で、都内の区市町村の自治会やマンションに防災専門家が訪問したり、オンラインで防災に役立つ講義や意見交換を行うセミナーです。全部で11のコースがありますが、そのうち2つのマンション防災のコースは、かながわ311ネットワークの知見のつまったテキストを使用しています。東京都では今年度からマンション防災に一段と力を入れています。

マンションプロフィール
築39年、8階建、総戸数108戸のマンションです。防災委員会はかなり充実した活動をしていますが、「正常化バイアス」による住民の防災意識の低さと、次世代のなり手がおらず防災会組織メンバーの交代が難しいという悩みを抱えています。「新鮮な空気を入れて代謝を図りたい」と今回のご依頼になりました。

地震時の排水設備の破損が気になる
マンションならではのエレベーター閉じ込めや受水槽の破損についてもスライドを見ていただきました。こちらのマンションでは、震度6強程度の地震発生時にもし排水設備が破損したときにどうするかと気にされていました。排水管の点検手順は理解しているものの、点検チームをどう作るかノウハウがないとのことでアドバイスをしました。

外からの風
住民の防災意識が低いとのことでしたが、実際には防災会が活発に活動しているマンションでした。参加されたみなさんは、熊本地震の被災マンションの事例に触れてみていかがでしたでしょうか。今回の研修がいい刺激になって、少しでも自助の質や量の向上につながればと願っています。

 

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