【報告】11/21 地域防災拠点マニュアル改訂支援@神奈川区

地域防災拠点訓練の一環として、9月に地域の子ども達と一緒に現状確認をした地域防災拠点を訪問し、避難所運営ゲーム(HUG)を実施しました。

地域防災拠点とは
いわゆる指定避難所のことで、災害時に小中学校単位で設置されることが多く、
・救護・救出など防災活動の拠点
・家屋の倒壊などで自宅で生活できない方が一定期間避難生活を送る避難所
・在宅被災生活者向けの物資・情報供給
・家族や知人の安否確認など情報受伝達の拠点
といった指定避難所を含めた役割があり、
・防災備蓄庫の設置、防災資機材・食料等の備蓄
・被害情報等の情報受伝達手段として、各拠点にデジタル移動無線を配備
といった設備を整えています。普段は防災研修・訓練を行ったり住民の地域活動の場として使用されることが多いです。

地域防災拠点マニュアル改訂支援とは
神奈川区役所は、今年度の防災の取り組みの一つとして「地域防災拠点ごとの初動マニュアルを作成または更新すること」に力を入れています。その一環で、地域防災拠点運営委員を対象に、それぞれの地域の災害リスクや避難所運営を学ぶ研修を当団体で担当しています。

避難所運営ゲーム「HUG」とは
避難者の情報(年齢・性別・家族構成・持病など)が書かれたカードを、避難所となる体育館や教室に見立てた紙の上に適切に配置していきます。トイレや炊き出しの場所、取材の対応など避難所で起こる様々な出来事にも対応します。HUGは、Hinanzyo(避難所)、Unei(運営)、Game(ゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味も含んでおり、避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられました。

開始前から和気あいあい
HUGをスタートする前から会話も多く、意見交換が活発になりそうな雰囲気があり、実際に準備や片付けもみなさんととても協力的でした。冒頭の防災クイズでは防災知識の高さが感じられましたが、HUGでは次々とやってくる避難者、事柄への対応に追われ、パニックを疑似体験できた様子でした。

ゲームの進行は、やはりメンバー構成でばらつきが出たものの、それぞれのテーブルごとの特色をもって積極的に参加していただけたようです。役員が集まったグループは、検討内容が具体的・効率的で他テーブルに比べてスピーディでしたが、想定外の避難者に戸惑いも見られました。

正解にこだわらない
今回のHUGは、マニュアル作りに向けてのシミュレーション訓練との位置づけで、掲示板の設置場所など、実際のルール検討に活用できそうな案も出ていました。防災マニュアル策定に向けて取り組んでいる拠点ですが、HUGを通じて正解にこだわらず、前向きに多様な対応の必要性を体感していただけたようです。

「平常時に出来ることを事前に備えておくことが大事で今後のマニュアル策定に反映していきたい」
「本当に起きたら何ができるのか、いざという時には20%しかできないかもしれないが、常日頃から訓練が大事」
という感想をいただきました。

ぜひ今回の気づきや反省をマニュアル作りに活かしてください。

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