【報告】11/17 地域防災拠点マニュアル改訂支援@神奈川区

9月に訪問した地域防災拠点になっている小学校を訪問し、マニュアル改訂支援に先立ち、避難所運営ゲーム(HUG)を実施しました。

神奈川区地域防災拠点運営マニュアル改訂支援とは
横浜市防災計画「震災対策編」には、地域防災拠点運営委員会の活動の1つとして、「災害時に利用する教室の事前選定など避難場所運営方法等の打ち合わせ及び運営マニュアルの作成」が明記されています。

これに基づき神奈川区では、区内の地域防災拠点に対してそれぞれの拠点に合った運営マニュアル作成・更新を進めるべく、防災の専門家と区役所防災担当者による支援に力を入れています。

主な支援内容は下記の4つです。
①地域防災拠点の現状確認
②避難所運営ゲーム「HUG」訓練
③マニュアルの作成・改訂作業のアドバイス
④作成したマニュアルの最終確認、来年度の目標設定

避難所運営ゲーム「HUG」とは
避難者の情報(年齢・性別・家族構成・持病など)が書かれたカードを、避難所となる体育館や教室に見立てた紙の上に適切に配置していきます。トイレや炊き出しの場所、取材の対応など避難所で起こる様々な出来事にも対応します。HUGは、Hinanzyo(避難所)、Unei(運営)、Game(ゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味も含んでおり、避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられました。

グループ作りの難しさ
様々な年齢の方が参加されました。2班に分かれてもらいましたが、年齢層や防災意識・自治意識に差が出てしまい、積極的にゲームに参加できない方も見受けられ、「聞こえないから」「わからないから」と見学のような関わり方になってしまいました。そのせいかグループ発表の中で「カードが容赦なく読まれてくるのでついていけない」という感想がありました。

グループの構成をもう少し配慮すべきだったと反省する反面、実際の避難所では次から次へと避難者がやって来るという状況を感じてくださったのではないかと思います。

HUGでのみなさんの工夫
みなさんがどのように避難者の受け入れをされたかは、やはりグループそれぞれでしたが、受付周辺に手伝ってもらいたい若い世代を配置したり、「トイレなどは事前に設置した方がいい」といった気づきもありました。また、校庭は物資搬入のために空けて車の乗り入れ拒否、テント持参の人は自宅近くに、と促していました。外国人は一つのエリアに入居させるなど隔離部屋がたくさんできたグループもありました。

イメージするのはなかなか難しいかも。でも想像力が大事。
どちらのグループも物資到着の予定と仮置き場をイメージするのがなかなか難しい様子でした。HUGを実施すると体育館ステージを物資置き場に設定するグループはとても多いのですが、通路の幅や位置をよく考えないと物資の運び込みは困難になります。ですが、そういった会話は出てきませんでした。処理済のつもりだが実は処理できていなかったことが意外と多いことにも、もう少し気づいてもらえると良いかと思います。

いずれにしても事前にルールを決めておくことの大切さはご理解いただけたかと思います。スムーズに避難所開設・運営ができるようにぜひみなさんで話し合ってください。