【報告】8/19 戸塚区地域防災拠点運営委員会集合研修

戸塚区役所にて地域防災拠点運営委員のみなさんに集まっていただき、避難運営ゲーム「HUG」を実施しました。

避難所運営ゲーム「HUG」とは

避難者の情報(年齢・性別・家族構成・持病など)が書かれたカードを、避難所となる体育館や教室に見立てた紙の上に適切に配置していきます。トイレや炊き出しの場所、取材の対応など避難所で起こる様々な出来事にも対応します。HUGは、Hinanzyo(避難所)、Unei(運営)、Game(ゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味も含んでおり、避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられました。

避難所運営を実践的に学ぶHUG訓練

前半は戸塚区役所から地域防災拠点についての説明があり、その間に、HUGの読み手を担当する区職員の皆さんに、カードの読み方や進行方法をレクチャーしました。

読み手の多くはHUGが初めてで、HUGを知っている方は3名、そのうち実際に体験したことがある方は1名でした。約30分という限られた時間でしたが、HUGの概要を説明した後、実際のカードを確認しながら読み方を練習していただきました。

活発な議論から見えてきた避難所運営の課題

HUG訓練では、作戦会議の段階からどの班も参加者全員が立ち上がり、積極的に取り組んでいました。避難者の受け入れや配置について、班のメンバー同士で意見を交わしながら進める様子が見られました。

掲示板の使い方にも違いが見られました。避難者への情報提供を意識して活用している班がある一方、災害対策本部内での情報共有を目的としているような班もありました。また、掲示物がほとんどない班や、避難所内の通路が十分に確保できていない班もありました。

こうした違いからも、避難所のレイアウトや情報掲示の目的など、事前に確認しておくべき課題が見えてきました。

気づきを共有し、事前の備えにつなげる

時間の都合で、グループ発表は2班のみとなりましたが、避難所開設前にさまざまな事項を決めておく必要性や、対応の優先順位を整理しておくことの重要性が挙げられました。

HUGでは、次々と発生する状況に対して、その場で判断を求められます。実際に取り組むことで、避難所運営の難しさや、事前に準備しておくことの大切さを実感していただけたと思います。

今回の訓練で得られた気づきを、それぞれの地域防災拠点に持ち帰り、今後の運営体制や訓練内容の見直しにつなげていただければと思います。また、各拠点でもHUGを実施し、より多くの運営委員が避難所運営を考える機会を持っていただくことを期待しています。

今後に活かして

参加者からは、今回の訓練で意図していた課題に気づいていただけたことも確認でき、実施の成果を感じました。拠点ごとの訓練に加え、拠点間で課題や工夫を共有する機会を設けることも有効かと思います。また、読み手として参加した区職員の皆さんからも感想や課題を聞くことで、今後の訓練の改善につなげていただければと思います。