【報告】3/2 災害初動マニュアル作成@緑区

緑区にあるタワーマンションからのご依頼で、災害初動マニュアル作成を支援することに、初回となる今回はマンションDIGを実施しました。

マンションプロフィール
築12年・28階建・総戸数209戸のマンションです。マンション内に防災センターがありますが、一般的には夜間は警備がメインのため、マンション設備を把握しているか確認が必要です。住居・商業施設・公益施設が入っているため、これらを含めた防災マニュアルが作れるか模索しています。

災害想像ゲーム「マンションDIG」とは
DIGとは災害想像ゲーム(Disaster Imagination Game)の頭文字で、マンションDIGは、マンションの敷地での災害を想像するワークです。大判のマンション平面図・立面図を広げて、自分の部屋や役員の部屋を確認します。電気室やエレベーター、階段などの設備を確認し、災害が発生したときにどこを本部にすればいいのか、停電対策で灯りが必要な場所はどこなのか、必要な機材は何なのか、それはどこで使用するのか、機材は充分用意されているのか・いないのか、機材の置き場所は適切なのか、などを考え、シールを貼りながら可視化していきます。ワークを通じて災害時を想像し、問題や課題を明確にし、対応を考え理解していただきます。

マンションDIGで空気が変わる
防災マニュアルを作るといっても、方向性を決めることが重要となります。そのため、方向性を見出すためにマンションDIGを実施しました。

実は最初に会議室に来られたリーダーの方から、「出席者全員が積極的に取り組んでいるわけではないので、意見を求めすぎてプレッシャーにならないようにして欲しい」というリクエストがありました。そのためなるべく緩い雰囲気で行えるように考慮しながらワークをスタートしました。

マンションの図面を囲んでのワークは、実は全員が発言しやすいワークです。作業が進むと同時に様々な意見や提案も出て活発なワークとなりました。最終的には全員が何かしらの発言をしていたという結果になりました。

ワークを進めて行くうちに、管理組合と自治会の役割分担が見えてきました。自治会に入っていなかった管理組合理事の方からも、「自治会に入っていた方が良さそう…」という意見がでてきました。

マンション全体の利益のために
管理組合も自治会も役員が変わると折角の成果も引き継がれないという経験から、「今期中にマニュアルを作り上げたい」という意向があり、早々に雛形を作る方向でまとまるなど前向きな姿勢が伺われました。

複合的な機能をもっているタワーマンションでは、住居専用の小ぶりのマンションと比べて、管理組合と自治会を分けて考えることも必要です。役割を分担することで整理され、自治会の意義もハッキリしてくるように思います。今回のマンションDIGをきっかけに、「役員が替わっても継続して機能するマニュアルを作る」という目標にお互いに協力し合いながら取り組んでいただきたいと思います。