防災教育ファシリテーター養成講座 初級編の第4回のテーマは「HUG」でした。
最初に、今日のテーマの避難所にちなんだ○×クイズを行い、老若男女の受講者の方がそれぞれにジェスチャーで「〇!」「×!」と答えながら、身近なネタから避難所について考えるモードに入ります。
続いて、HUGの概要についての説明をしつつ、避難所の実情について、実際の被災地の避難所の写真を見ながら学んでいきます。
そして、ゲームのやり方や条件の説明が済むと、いよいよグループワークの開始です。今回は3班にわかれてのワークとなりました。
まず練習として、作戦会議と称して避難所運営の方針を決めるのですが、この時点で時間をオーバーしてしまう班もありました。しかし受講者は全員真剣そのものの表情で、時間はかかってもしっかりゲームを達成させようという気持ちは伝わってきました。また、この時点で3班それぞれに運営する避難所のスタイルが違っていたのが興味深かったです。

練習が終わると、「それでは本番行きます!」の号令の下、怒涛のカードの読み上げが始まりました。
HUG経験者を中心にカードの配置場所を比較的迅速に決定する班があったり、いったん図工室に配置した避難者をあとで教室に移動する等、避難所全体を俯瞰して、最適な配置に変更する班があったり、どの班も取り組む姿勢がすばらしかったです。
ゲームが佳境に入ると、机の上だけでは場所が足りなくなり、イスを利用するといった工夫をしている班もあり、感心しました。

すべてのカードの配置が終わった後、振り返りを行いました。ゲーム中は無我夢中で自らの役割を行っていましたが、班の中で各々がどのようなことをしていたのか、冷静に見直すと、「あれ?○○の資格がある人いたよね?」「○○はどこに配置したっけ?」等とより適切な配置について考え直す様子も見受けられました。
班毎に振り返りを行った後は、各班の発表がありました。各班とも共通して判断に困った問題はトイレでした。使用禁止としたトイレをどうしても使いたいという人にどう対応したらいいか悩まれたようです。受講者の皆さんは大変心優しい方々のようですね。実際にも悩むだろうところですが、この気づきを実際には悩むことなく運営できるように、事前の準備をしっかり行ってほしいと思いました。
最後に全体のまとめとして、避難所として学校を使う上での話やペット問題、女性視点について、また、能登半島地震での避難所の状況についても話がありました。その中で体育館に個人用のテントが設置された写真が示され、今後に向けた明るい話題ですとの説明で本講座が終了となりました。

本日はこの講座の最終回でしたので、修了証の授与式を行い、記念写真を撮って全日程を終了しました。
終了後は、受講者の方同士「また秋に上級でお会いしましょう」等との会話をされているほほえましい場面もありました。
また上級編で受講者の方々とお会いできるのを楽しみにしています。
(記事担当:横山清文)
■講座概要■
講座名:防災教育ファシリテーター養成講座<初級編15期>
日時 :2024年7月27日(土)09:30-12:30
会場 :かながわ県民センター11階 講義室
参加者:16人
講師 :鵜野朋子
サポート:防災教育ファシリテーター
小田川太 熊切多津江 近藤悦子 関島のり子 高石祐次 樋口文人 山崎聖子 横山清文
統括 :石田真実


