【報告】7/4 地域防災拠点意見交換会@栄区

栄区内の地域防災拠点の運営委員が集まり、それぞれの拠点で行っている訓練や日頃の活動について情報交換を行いました。

地域防災拠点とは

いわゆる指定避難所のことで、災害時に小中学校単位で設置されることが多く、

  • 家屋の倒壊などで自宅で生活できない方が一定期間避難生活を送る避難所
  • 在宅被災生活者向けの物資・情報供給拠点
  • 家族や知人の安否確認など情報受伝達の拠点

といった指定避難所を含めた役割があり、

  • 防災備蓄庫の設置、防災資機材・食料等の備蓄
  • 被害情報等の情報受伝達手段として、各拠点にデジタル移動無線を配備

といった設備を整えています。普段は防災研修・訓練を行ったり住民の地域活動の場として使用されることが多いです。

地域防災拠点運営委員とは

災害時は、地域防災拠点の開設と避難者の受け入れ、避難所開設後は避難者と協力して、安全かつ秩序ある避難生活の維持等を行うメンバーです。平常時は避難所運営マニュアルの作成、防災資機材等の取扱講習、防災研修会、防災訓練の実施、地域の防災リーダー養成を行っています。

多様な視点を、拠点運営の力に

前半では、災害時における男女のニーズの違いへの配慮や、アクションカードを活用した訓練について講義を行いました。

参加者に占める女性の割合はまだ低く、運営委員長を女性が務める拠点も限られていました。避難生活では、性別や年齢、家族構成などによって必要な支援が異なります。さまざまな立場の人が運営に関わり、意見を反映できる体制づくりの大切さを改めて共有しました。

人が替わっても、動ける仕組みを

後半のグループワークでは、各拠点の最近の取り組みや課題を持ち寄り、解決に向けた工夫を話し合いました。多くの拠点に共通していたのは、運営委員の高齢化や短い任期、自治会・町内会役員との兼務などによる、体制の不安定さです。

こうした課題に対し、委員にマニュアルや装備品を渡して任期後も地域の防災人材として関わってもらう、複数の拠点が開設時に応援し合う、一般住民や中学生にも訓練へ参加してもらうなどの工夫が紹介されました。また、拠点と自治会・町内会、マンションなどのつながりが弱い地域では、課題や取り組みを地域全体で共有する必要性も確認されました。

話し合いを、実際に動ける訓練へ

グループワークには十分な時間を確保したことで、それぞれの経験や悩みを比較的ゆっくり共有できました。他の拠点の取り組みが、自分たちの改善のヒントになる場面も多く、有意義な情報交換となりました。

拠点開設用のキットについては、内容を評価する声がある一方、災害時に使うには情報量が多いという意見もあり、簡易版のマニュアルやアクションカードへの関心が寄せられました。災害を具体的に想像することが難しいという参加者には、避難所運営を疑似体験する訓練も提案させていただきました。

最初から完璧を目指すのではなく、気になるところから一つずつ手をつけ、実際に動いて確かめることが大切です。

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