支援編研修のため、磯子区にあるマンションを訪問しました。
支援編とは
「よこはま防災研修」の1つ。支援編は地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンション、地域防災拠点に直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みの他、①風水害への備え、②地震火災への備え、③マンション防災、④災害時のケーススタディー・地域の危険性の把握等のグループワークの4つのテーマから必要なものを選んで学ぶことができます。
マンションプロフィール
築10年・5階建7棟・総戸数416戸のマンションです。防災マニュアルはありませんが、防災体制や安否確認ルールはあり、年1回の防災訓練も行なっています。管理組合と自治会協同で防災対策を行なっていますが、マンションができてちょうど10年の節目に防災の専門家からアドバイスを受けて、足りないもの・改善すべき点を検討したいと今回のご依頼になりました。
交流の少なさと伝え方の足りなさ
管理組合・自治会とも役員は1年交代ん輪番制のため、せっかく取り組んでいる防災活動も繋ぎが少ないところが気になりました。この点については、こちらのマンションも自覚をされているようです。お祭りも行なってはいるものの住民同士の交流が少なく、棟同士の連携も出来ていないなど、防災体制があるとはいえ少々弱いかな?と感じました。
防災資機材は考えながら購入しており、しっかりあるべきところに配置していました。ただ「防災を分かる方が分かる範囲で頑張ってきた」というのは伝わってくるのですが、その頑張りは住民には伝わっていないように思いました。
「人材の宝庫」も防災の大切な要素
質疑応答の時間では、色々なことを想定した上での質問が多かったです。もちろん防災に想像力は重要な要素ではあるのですが、分からないことは専門家に聞いて判断した方が確実ですので、そのようにお伝えしました。
自治会役員の方で建築士という方がおられ、時折参加者のみなさんに解説を挟んでくれました。建築士はもちろん建物の構造に強いので、こういった方が防災に関わってくださると、マンションの設備や建物復旧について専門的視点からアドバイスをくれたり力を貸してくれることもあります。大きな災害が起きた時には、マンション住民それぞれの職業が、様々な状況で役立つ場面が多々出てきます。それはそのマンションにとって大きな防災の強みにもなるので、少しずつでいいので住民同士のつながりを作っていって欲しいと思います。


