地域防災アドバイザーとして緑区にある地域防災拠点を訪問しました。2022年から毎年支援している拠点です。
緑区地域防災アドバイザーとは
緑区が地区連合町内会、自治会・町内会、地域防災拠点運営委員会、マンション管理組合を対象に、各団体の防災の取り組みを支援するため、防災の専門知識を有するアドバイザーを派遣する事業です。下記の防災に関する検討会や訓練等を行っています。
①専門家のアドバイスを受けながら、地域の防災マニュアル作成
②他都市の事例を参考に地域防災拠点運営のコーディネート
③マンション防災等各種防災関係の研修会の実施
④女性視点を盛り込んだ避難所づくり
⑤配慮を要する人(災害時要援護者)の視点を取り入れた防災に関する講座
⑥地域防災拠点にある資機材取扱いの講習
地域防災拠点とは
いわゆる指定避難所のことで、災害時に小中学校単位で設置されることが多く、
・救護・救出など防災活動の拠点
・家屋の倒壊などで自宅で生活できない方が一定期間避難生活を送る避難所
・在宅被災生活者向けの物資・情報供給
・家族や知人の安否確認など情報受伝達の拠点
といった指定避難所を含めた役割があり、
・防災備蓄庫の設置、防災資機材・食料等の備蓄
・被害情報等の情報受伝達手段として、各拠点にデジタル移動無線を配備
といった設備を整えています。普段は防災研修・訓練を行ったり住民の地域活動の場として使用されることが多いです。
地域防災拠点運営委員とは
災害時は地域防災拠点で安全かつ秩序ある避難生活の維持、防災資機材を活用した救助・救出等を行うメンバーです。平常時は避難所運営マニュアルの作成、防災資機材等の取扱講習、防災研修会、防災訓練の実施、地域の防災リーダー養成を行っています。
能登半島の事例で対話形式研修
避難所・防災拠点開設の問題点や、避難所運営に関する問題と対応について能登半島での事例を紹介しました。特に後者についてはこちらの拠点では訓練で行ったことがない内容だったため、とてもたくさんの質問が寄せられました。みなさんの疑問について答え、みなさんがその回答やアドバイスについて考えて、またすぐに質問ができたのはとても良かったと思います。参加者は少なめでしたが、その分、内容としてはとても濃くなりました。
避難所運営期のことも考えている
これまで多くの地域防災拠点で研修を行なってきましたが、避難所開設までしか視野に入れていないところが多い中、それ以降の運営期も考えているところがとてもすごいと思いました。
避難所は開設から時間の経過と状況がどんどん変化していきます。もちろん、同時に対応すべきことも変化していくので、避難生活が長期化する場合は「避難所をどう運営するか」という視点が必要になります。避難所開設だけで手一杯になるかもしれませんが、もし少しでも余裕があるようであれば、他の拠点でも運営期についても考えていただきたいです。


