【報告】1/15 マンション防災アドバイザー@中区

マンション防災アドバイザーとして中区のマンションを訪問しました。こちらのマンションを5回にわたって支援していくことが決まっており、12月に続いて3回目の訪問です。

中区マンション防災アドバイザーとは
お住いの集合住宅が抱える防災に関する課題の解決を支援するため、集合住宅の管理組合、集合住宅を含む自治会町内会、集合住宅の管理会社を対象に、防災の専門知識を有する「マンション防災アドバイザー」を派遣し、
・実践的な訓練を行いたい
・防災マニュアルを作成したい
・そもそも何から始めればいいのかわからない
といった、個々のご希望に応じて防災の専門家がアドバイスする取り組みです。

マンションプロフィール
築28年・13階建・総戸数95戸のマンションです。商業エリアにあるせいかお子さんから高齢の方まで幅広い年齢層が居住しています。地域防災拠点や広域避難場所までもかなりの距離があり、もし災害が起きたら行政の援助を受けるのは難しいと考え、マンション内での自助プログラムを独自に作成して、居住者の生命・生活を守りたいと考えています。

マンションDIGを実施
DIGとは災害想像ゲーム(Disaster Imagination Game)の頭文字で、マンションDIGは、マンションの敷地での災害を想像するワークです。大判のマンション平面図・立面図を広げて、自分の部屋や役員の部屋を確認します。電気室やエレベーター、階段などの設備を確認し、災害が発生したときにどこを本部にすればいいのか、停電対策で灯りが必要な場所はどこなのか、必要な機材は何なのか、それはどこで使用するのか、機材は充分用意されているのか・いないのか、機材の置き場所は適切なのか、などを考え、シールを貼りながら可視化していきます。ワークを通じて災害時を想像し、問題や課題を明確にし、対応を考え理解していただきました。

少々焦り気味の理事長さん
大規模修繕を控えているため、なかなか防災活動の立ち上げに注力できない事情もあり、それに加えて理事長任期は3月末までとのことで、理事長の方は「任期中に出来るだけ防災対策をやっておきたい」と焦っておられる様子が見られました。

しかし参加者の一人が「防災は続けていくことが大事」と発言し、「焦ってやっても続かなければ意味がない」とみなさん理解されており、まさにその通りです。

人と人のつながりが防災対策のベース
マンションDIGでは活発な意見交換が行われました。とても興味深かったのは各グループで意見を出し合っている時に「あちらのグループでこういうことを言っているよ」と聞こえてきた情報を自分のグループ内で共有して、ワークに反映させていったこと。こっそりと情報収集をする方はこれまでもいましたが、あまりにも堂々とおっしゃるので参加者のみなさんはとても良い関係を作られていると思いました。

防災対策も大事ですがその対策を実現・形にしていくためには、防災対策を進めたい理事長への住民からの応援や賛成の声も必要です。マンションDIGの様子を見ていると、理事長の焦りも気持ちもみなさんお分かりのようでした。マンション防災は共助というだけあって、やはり人と人のつながりが防災対策の前段階でも重要だと改めて認識しました。

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