【報告】2/4 横浜市防災・減災推進研修<支援編>@栄区

栄区にあるマンションでの防災研修です。

支援編とは
地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンションに直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みの他、風水害への備え、地震火災への備え、マンション防災、災害時のケーススタディー・地域の危険性の把握等のグループワーク)の4つのテーマから必要なものを選んで学ぶことができます。

マンションプロフィール
10階建て、総戸数411戸、築22年のマンションです。公園や多目的室など共有スペースが多く、理事会・自治会の掲示板の他に「飼い主の会」掲示板もあり、それぞれに意見用ポストが併設されており、住民間コミュニケーションを取るための素材が比較的多い印象です。ロビーにはAED、エレベータ内には防災BOXが設置されていたり、誰でも取り出せる「いす式階段降機」が受付脇にあったり、マンション内で様々な対策を練られている様子が伺えました。

防災については、自治会の防災委員は常に4-5名いるものの防災担当者は1年任期のため、体制の維持に不安を抱えつつ、既存の防災マニュアルに発災時の具体的なタイムテーブル・役割分担・シナリオを加えてより具体的な準備をしたいと考えています。また各戸に対してチラシ等で備蓄を促したいが、果たしてその方法が有効なのか…と迷っているという状況です。

関東大震災は知っているけれど、その中身は?ー知らない
講師から「関東大震災」について質問があり、みなさん「知っている」と手が上がったものの、「100年前の関東大震災はどんな災害だったでしょうか?」という質問に対しては「うーん…」「わからない」という答えが返ってきました。関東大震災の説明の後、南海地震を想定した室内実験映像を観ていただいたところ、非常に真剣なまなざしで見入っていました。

休憩時間の雑談で沸き上がった防災グッズへの関心
防災委員長の方が様々な防災用品を展示してくださったため、参加者の皆さんは実物を見て触れる機会に恵まれました。現物を見たのをきっかけに自宅での導入を現実的に考える方も見受けられました。カセットコンロとボンベの話になったりと、休憩時間は防災グッズと備蓄の話題で大変盛り上がりました。

配布資料にはなかったけれども
配布資料になかった「初動の防災マニュアル」「安否確認シート」などが特に目を惹いていました。複数の参加者が興味と共通知識を持ってくださったので、次の防災ステップのきっかけになるのではないかと期待しています。

160トンの受水槽があっても
こちらのマンションには160トンの水を蓄えられる受水槽があるのですが、それでも各自で水の備蓄が必要だと説明しました。大きな受水槽があっても災害で破損すると修理に時間がかかりますし、汚い水が入ってしまうと消毒してからでなければ使えません。この点についてはみなさん各自で水の備蓄の重要性はご理解いただいているようでした。

熱心な防災委員の方に感謝
防災委員の方々はとても熱心に取り組まれており、今回の研修でも自ら防災グッズを展示してくれるなど非常に協力的に対応してくださいました。おかげで休憩時間には防災グッズを前に人だかりができるほど研修サポートメンバーとの交流も生まれ、研修以外の防災トークが繰り広げられました。これを機にそれぞれがご自身の備えに取り組んでいただき、そしてマンションの備えや防災対策につながっていくことを願っています。