みなとみらいエリアにある防災コミュニティで、支援編研修でした。
支援編とは
地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンションに直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みの他、風水害への備え、地震火災への備え、マンション防災、災害時のケーススタディー・地域の危険性の把握等のグループワーク)の4つのテーマから必要なものを選んで学ぶことができます。
コミュニティプロフィール
みなとみらいにあるマンションが、マンションの垣根を越えて立ち上げた住民主体の防災組織です。防災定例会を開催しており、組織のホームページを立ち上げ活動状況を掲載しています。また協議会開催の際にはその様子を動画でリアルタイム配信を行うなど、情報発信に積極的です。みなとみらい地区の人口増加に伴い期間限定で小学校が開校したため、補充的避難所(但し地域防災拠点と同時開設)になることを踏まえての研修のご依頼です。
ハード対策はすごい!けれど…
みなとみらい地区は開発時に様々な対策が講じられたため、ハザードマップでは色が付かないほど被害想定度は低いのですが、周辺が液状化するとみなとみらい地区は孤立してしまう可能性があります。また、古い街並みが残る近隣エリアでは地震被害が想定され、みなとみらい地区の小学校に避難してくる可能性が高いです。さらに災害時の地域情報はコミュニティFMが担うのが基本ですが、みなとみらいの海沿いにあるスタジオは津波被害に遭えば機能しない可能性があります。本牧のスタジオを拠点にするとき、みなとみらい地区も含めた情報を発信してくれるかどうか…など、物理的・情報的に孤立すると考えられるため、マンションだけではなく周辺で起きることの想定とその影響を踏まえた対策が必要です。みなとみらい地区の住民は約1万人ですが、時間帯によって勤務者、観光客、ライブハウス参加者など10倍以上の滞在者がいるという複雑な環境ならではの問題が発生することでしょう。そのためにも、行政や近隣地域との関わりも大きな要素となってくるでしょう。
タワーマンションならではの問題も…
非常階段、ベランダの脱出用階段、水の運搬、エレベーターなど、高層ならではの課題も多々あります。特にエレベーターが使えず階段を使っての水の運搬は高層階になるほど大変です。マンションそのものは問題がなくても、防災拠点との連絡をどうするか、救援物資の情報をどう受け取りどう運ぶか等と考えて対策をしていきましょう。今回はコミュニティの取り組みを見直し課題が見えてきた研修でしたが、欠席者が多く少人数での開催になったことが残念でした。


