旭区にて、新しく自治会・町内会、マンション管理組合等の会長・理事長や防災担当者に着任した方、防災に関心がある方などを対象にした、防災講座が開催され、当団体が講師を務めました。6月に続いて2回目の開催です。
一人ひとりの気づきを、日頃の備えにつなげる
参加人数は5名と少なかったのですが、初めて役員を務める方も多く、それぞれの立場や地域の課題を共有しながら、防災への理解を深めていただきました。前半の講義では、地震の被害想定や災害への備えを学び、専門用語に関する質問にも丁寧に説明を行いました。
「私の自助を考えてみよう」では、参加者から、生活用水の確保、災害用トイレの使い方、感震ブレーカーの種類、ローリングストック、ガラスの飛散防止など、具体的な取り組みが挙げられました。また、家族でハザードマップを確認する、寝室に履き物を用意するなど、すぐに実践できる意見も出されました。防災を特別なことではなく、日常生活の中で取り組むものとして捉え直す機会となりました。
安否確認と救護搬送、地域で支え合う力を考える
後半のグループワークでは、「安否確認」と「救護搬送」をテーマに、災害時に地域でどのような対応が必要になるかを考えていただきました。
安否確認では、高齢者や一人暮らしの方、避難に支援が必要な方への対応が話題となり、行政から提供される要支援者名簿の活用や個人情報の取り扱いについて意見を交わしました。災害時に必要な情報を共有できるよう、平時から本人の意向を確認し、地域の中で信頼関係を築いておくことの重要性も確認しました。また、自治会で見守り隊を結成して活動している事例も紹介され、日頃の見守り活動が災害時の支援につながることを学びました。
救護搬送では、地域の医療資源との連携などを考えるきっかけとなり、住民同士が協力することの大切さを共有しました。
顔の見える関係が、地域の防災力を育てる
今回は、マンションの排水対策、防災イベントへの参加促進、高齢者の避難支援、家具の転倒防止など、それぞれ異なる課題を持つ方が参加しました。
自治会活動に携わる方からは、地域の防災活動をどのように進めていけばよいかという悩みも共有されました。講義やグループワークを通じて、災害への備えは物資や設備の準備だけでなく、住民同士のつながりを育てることも重要だと確認できました。
特に、高齢者や支援が必要な方を地域で支えるためには、日頃から声を掛け合い、互いの状況を知っておくことが大切です。参加者それぞれが地域の現状を振り返り、自分たちにできる取り組みを考える機会となったのではないかと思います。
今回の学びを、各地域での防災活動や住民同士のコミュニケーションにつなげていくことを期待しています。


