【報告】3/16 マンションDIG@東京都港区

東京都港区にある賃貸マンションにて災害想像ゲーム「マンションDIG」を行いました。

災害想像ゲーム「マンションDIG」とは
DIGとは災害想像ゲーム(Disaster Imagination Game)の頭文字で、マンションDIGは、マンションの敷地での災害を想像するワークです。大判のマンション平面図・立面図を広げて、自分の部屋や役員の部屋を確認します。電気室やエレベーター、階段などの設備を確認し、災害が発生したときにどこを本部にすればいいのか、停電対策で灯りが必要な場所はどこなのか、必要な機材は何なのか、それはどこで使用するのか、機材は充分用意されているのか・いないのか、機材の置き場所は適切なのか、などを考え、シールを貼りながら可視化していきます。ワークを通じて災害時を想像し、問題や課題を明確にし、対応を考え理解していただきます。

マンションプロフィール
築26年・25階建・総戸数205戸のマンションです。防災体制はあり年2回の防災訓練を行っていますが、防災マニュアルや安否確認ルールはありません。海に近いため地震の他、津波・高潮といった災害リスクがあります。震災時エレベーターが止まり高齢者の移動が困難になる懸念、そして医療施設が近くになく、備蓄品も不十分という現状を踏まえ、これから備えていきたいとのことです。

防災意識が高いマンション住民
こちらのマンションでは自治会の加入率も約80%と高く、防災意識の高いみなさんが集まり、とても熱心に聞いていただけました。「階数の多いマンションでは、フロアごとの協力が大事」ということが伝わったようです。

防災意識は高いけれど…
マンションDIGで地震想定時の対応を考えていただきました。地震が発生したときの防災センターの対応を聞いてみましたが「状況に応じて」と漠然とした回答しか返ってきませんでした。また、エレベーター用の非常用電源は数時間しか持たないなど、災害時の電源対策という課題も明らかになりました。

自治会の防災意識は高いですが、マンションの施設を管理している防災センターとは今まで大規模災害時の行動について話し合ったことが無いことが分かりました。施設管理は防災センターの仕事ですが、中に居住している自治会の皆さんとも情報共有が必要なことを、自治会長も確認されたようです。この先、話し合いが行われることが期待されます。

マンションDIGを通して、防災意識の高さだけでは実際には何も対応できないことがお分かりいただけたと思います。みなさんから出てきたご意見の中から、まずは優先的に取り組むべきこと、取り組みやすいところから、具体的な対応を検討してマンションの防災対策につなげていただければと思います。