【報告】10/12 防災出前講座@旭区

旭区のマンション管理組合にて出前講座を行いました。旭区防災出前講座としては3ヶ所目の訪問です。

旭区防災講座とは
旭区には地域で防災活動に尽力している方々からの協力を経て、大地震が発生時に隣近所の助け合いとして「みんなで生き残るための取組み」を分かりやすくまとめたリーフレット「旭区ご近助マニュアル」があります。

2022年度から旭区役所主催で、このマニュアルに基づいた研修会を開催しています。2024年度は従来の集合型研修に加え、自治会・町内会等への出前形式の研修も新たに実施しています。

マンションプロフィール
築42年・5階建・総戸数59戸のマンションです。防災体制・防災マニュアル・防災訓練・安否確認ルールが一切なく、居住者との連絡は各戸訪問しか手立てがありません。会議室にAEDがありましたが、誰もAEDそのものを扱ったことがないそうです。

「ご近助マニュアル」を活かそう
マンション敷地内の一部が土砂災害警戒区域・特別警戒区域になってしまったそうで、法面にある大木の倒木リスクをとても懸念されていました。その他の災害リスクについては大きな心配はないのですが、それでもやはり何かあった時のために、「ご近助マニュアル」を参考にして初動マニュアルを作ることをお勧めしました。

全盲の方からの視点
このマンションに住む全盲のご夫婦のご主人が講座に参加され、災害時に心配なこと、住民の皆さんにお願いしたいことを述べられました。

内容としては…

  • 各情報が紙媒体で渡されてもわからない(今回の講座資料も含め)
  • 水と食料などの支援物資が配られるときだけでもサポートが欲しい
  • 困ったときに助けてくれる知り合いがほしい

今回、二俣川地域ケアプラザの社会福祉士の方がオブザーバー参加されていたため、講師と社会福祉士の二人でアドバイスをしました。

アドバイスとしては…

  • 発災時に部屋の中が散乱して、いつもと違う様子になる可能性があるので、その状況をお伝えするために声掛けするニーズもあると思われる。
  • 要援護者のサポートの一つして、検討が必要かもしれない。

要援護者の声を直接聴くことができたので、マンションで対応策を決めていただくと、それだけでマンションの防災力が向上すると思います。

防災対策はこれから
マンションで準備しておくべき防災資機材や備蓄の準備もないので、必要と思われるものを話し合って少しずつ準備していただきたいです。また地域防災拠点との連携も皆無に近いようなので、連携の必要性も併せてお伝えしました。

ないない尽くしのように見えますが、それでも防災講座にお申し込みいただいたことはとても大事な、貴重な一歩。防災意識がある証であり、その意識があれば行動に移せます。実際に講座に申し込んで受講して一緒に考えることができたのですから。

ぜひここから少しずつみなさんで取り組んでいただければ幸いです。

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