金沢区にある地域防災拠点にて、拠点委員のみなさんを対象に支援編の研修を行いました。
支援編とは
「よこはま防災研修」の1つ。地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンションに直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みの他、風水害への備え、地震火災への備え、マンション防災、災害時のケーススタディー・地域の危険性の把握等のグループワーク)の4つのテーマから必要なものを選んで学ぶことができます。
地域防災拠点とは
いわゆる指定避難所のことで、普段は防災研修・訓練を行ったり住民の地域活動の場として使用されることが多いです。地域防災拠点運営委員は、災害時は地域防災拠点で安全かつ秩序ある避難生活の維持、防災資機材を活用した救助・救出等を行います。
地域防災拠点プロフィール
崖のふもと、川の支流近くにある小学校です。浸水のリスクがあり、拠点に直接被害はなさそうですが、かなり近くで土砂災害が起きる可能性もあります。実際に過去に大雨で川があふれ、校庭が水浸しになったこともあるとのこと。しかし拠点運営委員としての意識にかなりの温度差があり、「メンバーにはもっと自分事として取り組んで欲しい」と今回のご依頼になりました。
地震が起きた!何分で拠点に来られる!?
運営委員の大半が学区内で町内会長を務めておられます。そのせいか「災害が起きた時に何分で拠点に来れるか」を聞いてみたところ、「自治会優先だから1時間ぐらい」と答えた方も。早い方は10-15分とのことでしたが、発災時に多くの運営委員が拠点に駆けつけられないということが共有できました。状況を見ながら委員構成・体制作りの見直しを検討してもいいかもしれません。
拠点開設に焦点を当てた避難所DIGを実施
3グループに分かれて、拠点エリアの地図、学校の地図、体育館の地図を使いながら、災害想像ゲーム(DIG)を実施しました。「『プールからはまっこトイレまでホースをつなぐ』とあるがホースを見たことがない」とのこと。
「そのホースはどこにあるんですかね?」
「ホースを伸ばすにしても地図を見るとかなりの距離がある…ということは、相当長くないと届かないですよね。ホースはどれくらいの重さになりますかね?」
「ホースをつなぐにしても何人必要になるでしょうね?」
と質問をしたところ、「ああ、これは一度やってみないと分からないな」→「やってみたい」→「やってみないといざという時に対応できない」→「訓練しないと」と変化が見られ、考えなければならないこと、検討しなければならないこと、実際にやってみた方がいいことがたくさんあると気付いたようでした。
また体育館の区割りなど以前作成されたものが使いづらいこと、決めるべきことでも決まっていないことがあること、決まっていても避難してくる住民は知らないこと、なども共有できました。
初動をワンステップずつ確認することで少し自分事として感じていただけたのはないかと思います。これを機に、今年度予定されている初動マニュアルの見直しに反映されることを期待したいです。


