旭区にあるマンションで、支援編研修でした。
支援編とは
地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンションに直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みの他、風水害への備え、地震火災への備え、マンション防災、災害時のケーススタディー・地域の危険性の把握等のグループワーク)の4つのテーマから必要なものを選んで学ぶことができます。
マンションプロフィール
築50年・9階建て・総戸数95戸。半世紀にわたる街の変遷を見守ってきた、そんなマンションです。年1回マンション独自の防災訓練を行い、安否確認ルールもあるものの、防災体制や防災マニュアルは整っていません。建物の老朽化、住民の高齢化とそれに伴うコミュニケーションの希薄化が課題です。マンションとしての防災備品はリスト化されてはいないものの、水や食料については賞味期限管理をしており適宜入れ替えています。
コロナ禍と防災
コロナ禍で防災訓練が途絶えてしまった、これは多くの町内会や自治会でも共通する問題です。こちらのマンションでもコロナ禍で防災訓練が出来ず、体制が崩れてしまい体制を整え直したいとご依頼につながりました。
高齢化と防災
研修の中でのやりとりを通じて「災害時要援護者の支援をどうするか」という問題意識を持っていることを強く感じました。これも多くの町内会・自治会が抱える問題です。地域の防災活動を担ってきた年代が高齢化すると防災力の低下につながります。同時に災害時要援護者も増えるため、一層の準備と対策が必要になります。
カフェを上手に活かすこと、そして地域との連携を
自治会とは別に自由に集えるカフェを運営されているとのことで、防災体制の立て直しや、要援護者支援の顔の見える関係づくりにも生かせると感じました。高齢化が進んでいるので、全てをマンション内のリソースだけで何とかしようと考えず、地域防災拠点等と連携しながら地域のリソースをうまく使わせてもらう視点も重要とお伝えしました。作成中の要援護者支援の資料の一部も見せていただきましたが、ぜひ地域と連携して取り組んでいただければと思います。


