認定アドバイザーとして磯子区にあるマンションを訪問しました。5月からスタートし、今回で5回目、今年度最後の支援です。
よこはま防災力向上マンション認定制度とは
横浜市では、新築・既存、分譲・賃貸に関わらず、すべてのマンション(共同住宅)を対象に、災害に強いマンションの形成と周辺地域を含めた防災力の向上を図るため、防災対策を実施しているマンションを「よこはま防災力向上マンション」として認定しています。認定取得を目指す管理組合等を支援するため、マンションの防災対策に関する知識や経験を持つ専門家団体等「マンション防災アドバイザー」を派遣しています。
マンションプロフィール
築10年・6階建・総戸数192戸のマンションです。防災組織や防災マニュアルはなく、防災訓練も今後行なっていきたいと考えています。自主防災組織を立ち上げるための防災準備委員会を設立したばかりで、具体的に何から手をつければよいかアドバイスが欲しいとご依頼があり、マンション防災に取り組みながら認定取得を目指しています。
認定申請に向けた最終確認
認定申請に向けた最終段階として、防災マニュアルの内容について最終確認を行いました。あわせて、認定申請に必要となる書類やファイルの確認、申請時の段取りについても確認し、今後の進め方についてアドバイスを行いました。
防災マニュアルについては、全体として非常に高い質で作成されており、指摘事項は排水に関する一部コメントに留まりました。認定取得に向けて、内容面ではほとんど問題のないレベルに達していると考えました。
「使える防災」に向けたアクションカード
こちらのマンションでは、防災マニュアルを作成するだけでなく、その一部について、より具体的な対応手順を示したアクションカードも作成している点が大きな特長です。
発災時には、必ずしも理事や防災委員が十分に集合できるとは限りません。そのため、限られた人数でも初動対応が進められるよう、また住民の協力を得ながら対応できるよう、アクションカードを活用する仕組みを整えています。
マニュアルを「読むための資料」に留めるのではなく、実際の災害時に「動くための道具」として使える形にしている点は、当マンションの防災体制の強みであると感じました。
認定取得後の展開にも期待
今後、現地への訪問はありませんが、認定申請に向けた作業の進捗状況については、引き続きメールで共有いただけることになっています。認定取得までの過程を見守りながら、必要に応じてフォローしていきたいと思います。
また、認定を取得できた際には、ぜひ当団体主催「マンション防災フォーラム」などの場で、こちらマンションの取り組みを事例として紹介していただきたい旨もお伝えしました。
防災マニュアルの整備に加え、アクションカードを活用した実践的な体制づくりは、他のマンションにとっても参考になる取り組みだと考えます。


