保土ヶ谷区にあるマンションで支援編の研修を行いました。当団体は、2021年から毎年防災研修で支援しています。
よこはま防災研修支援編とは
「よこはま防災研修」の1つ。支援編は地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンション、地域防災拠点に直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みの他、風水害への備え、地震火災への備え、マンション防災、災害時のケーススタディー・地域の危険性の把握等のグループワーク)の4つのテーマから必要なものを選んで学ぶことができます。
マンションプロフィール
築38年・5棟・総戸数255戸のマンションです。丘の斜面を利用して建てられており、その景観の美しさと複雑な構造は、完成当時、建築雑誌「新建築」や建築学会でも注目の建造物として話題となりました。
“読む”ではなく「動けるマニュアル」になっているか検証
改訂された防災マニュアルをもとに、「防災マニュアルに基づいた発災時の行動(アクション)を検証する」グループワークを実施しました。前半30分間の講義では、在宅避難の原則や自助と共助、自助の備え・共助の備えについて整理し、防災マニュアルの必要性を確認しました。その後、対策本部、情報、物資、救護、安全の各グループに分かれ、具体的な行動プランが実際に機能するかどうかを検討しました。マニュアルを“読む”だけでなく、“動けるかどうか”を確かめる機会となりました。
グループワークで見えた改善点と気づき
参加者の多くがグループワークに慣れていない様子でしたが、いざ始まると各グループで活発に意見が出されました。発表では、マニュアルに明記されていない点や、実際に動く際に迷いそうな部分など、具体的な改善点が挙げられました。
模造紙に付箋を貼りながら可視化することで、課題が整理され、今後の改訂に向けたヒントが明確になりました。机上の計画を現実の行動に照らし合わせることで、より実践的なマニュアルへと一歩進める手応えを感じられました。
親睦にもつながった意見交換の時間
グループワーク後の意見交換では、班を越えてさまざまな視点が共有されました。普段あまり話す機会のない居住者同士が顔を合わせ、災害時の行動について真剣に話し合う時間は、防災の学びであると同時に、マンション内のつながりを深める機会にもなったようです。
防災は体制づくりだけでなく、人と人との関係づくりでもあることを改めて感じました。今回の取り組みが、マニュアルの改善とともに、共助の土台づくりにつながることを期待しています。

防災を他人任せにしないで自分の身の安全をどうするか考えた。

マンションの防災マニュアルの内容をディスカッションできた。

グループワーク形式は初めてだったので、思っていること、そうだよねの自分の納得感があり、良かった。

防災マニュアルに追加記載すべきこと、改善すべきことが明らかになった。

他人の話や考え方の違いがよく分かった。


