【報告】2/8 地域防災アドバイザー@緑区

緑区にある地域防災拠点で避難所運営ゲーム「HUG」を実施しました。

緑区地域防災アドバイザーとは
緑区が地区連合町内会、自治会・町内会、地域防災拠点運営委員会、マンション管理組合を対象に、各団体の防災の取り組みを支援するため、防災の専門知識を有するアドバイザーを派遣する事業です。下記の防災に関する検討会や訓練等を行っています。

①専門家のアドバイスを受けながら、地域の防災マニュアル作成
②他都市の事例を参考に地域防災拠点運営のコーディネート
③マンション防災等各種防災関係の研修会の実施
④女性視点を盛り込んだ避難所づくり
⑤配慮を要する人(災害時要援護者)の視点を取り入れた防災に関する講座
⑥地域防災拠点にある資機材取扱いの講習

地域防災拠点とは
いわゆる指定避難所のことで、災害時に小中学校単位で設置されることが多く、
・救護・救出など防災活動の拠点
・家屋の倒壊などで自宅で生活できない方が一定期間避難生活を送る避難所
・在宅被災生活者向けの物資・情報供給
・家族や知人の安否確認など情報受伝達の拠点
といった指定避難所を含めた役割があり、
・防災備蓄庫の設置、防災資機材・食料等の備蓄
・被害情報等の情報受伝達手段として、各拠点にデジタル移動無線を配備
といった設備を整えています。普段は防災研修・訓練を行ったり住民の地域活動の場として使用されることが多いです。

避難所運営ゲーム「HUG」とは
避難者の情報(年齢・性別・家族構成・持病など)が書かれたカードを、避難所となる体育館や教室に見立てた紙の上に適切に配置していきます。トイレや炊き出しの場所、取材の対応など避難所で起こる様々な出来事にも対応します。HUGは、Hinanzyo(避難所)、Unei(運営)、Game(ゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味も含んでおり、避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられました。

子どもでも役割をこなしてくれる
地域の防災訓練の一環でのHUG実施だったため、低学年の子どもから大人の混合でグループを作りました。1〜2年生が多く開始時には大人が指揮を取っていましたが、ゲームが進むにつれて小学生も積極的に参加し始め、段々と協力体制が出来てきて掲示板係や記録係を頑張ってくれました。大人と子どもが協力して進めていく形になったのはとても良かったですし、低学年でも役割が与えられればきちんと果たしてくれることを実感できたようです。役員の方から「中学生にもぜひ体験してほしい」という声が上がるほどでした。

自分の命を自分で守れる子どもが1人でも増えますように
ルール説明の時に講師が「なぜ学校は、体育館→校舎一階→二階と開放するルールにしたのか分かる人?」と質問したところ、「体育館は広いから、地震で揺れても倒れてくるものがないから、みんな安全だからです!」と元気に答えてくれた1年生がいました。その答えに拍手!!

低学年の参加で通常よりゆっくりカードを読み上げたため、2時間以内では時間が足りず、通常の4分の1ほどしか読み上げできなかったり、HUGそのものの時間が短かったところはありましたが、大人の皆さんは避難所開設の課題を理解していただけたのであれば、そして子ども達が「防災についての何か」を感じ取ってくれたのであれば幸いです。その「何か」が、いつかきっと自分の命を自分で守ることにつながると信じています。