前回の第2回から一週間をあけて、防災教育ファシリテーター養成講座初級編の第3回、「逃げ地図」を実施しました。
同じ講座を昨年受講し、この日のために準備を重ねてきた講師から、まずは資料やビデオを見ながら、鎌倉の災害リスクや、津波が起きた時のイメージについて説明を行いました。厳しい被害の話も、柔らかな話し口調で穏やかに伝わります。
続いて、5~6名ずつ4班にわかれて、鎌倉地区の地図を使い、津波が発生した時に、避難場所など安全な場所にたどり着くまでにどれくらいの時間がかかるかを、色分けをして見える化したり、街の安全を話し合ったりするワークを行いました。
逃げ地図に関してはほぼ初めて体験される方ばかりで、最初は作業はに戸惑っている様子も見受けられましたが、色鉛筆を手に塗り進めていくにつれて、地図から浮かび上がる情報に街をイメージすることができていました。
道が入り組んでいて細いことや、「ああ!ここ通れたらよかったのに!」というたくさんの気づきの声が聞こえてきました。さらには、「道に避難経路が書いてあったらいいのに!」などのアイディアも出ていました。
津波避難ビルも橋も使える班から、どちらも使えない班まで、4つの条件にわけてワークを行ったので、できあがった地図は見事なグラデーションになりました。どちらも使えない条件でワークを行っている班は、その避難状況の深刻さに思わず口数も少なくなります。
ファシリテーターは、そのような受講生の作業中の呟きをメモに記し、ただ地図に色塗りをするのではなく、気づきや学びの深まるきっかけ作りのお手伝いを行いました。
集中して作業を行った後は講師の声かけでストレッチをする等、緊張と緩和のバランスがとれた講座となりました。
講座の最後には、各班の作成した地図を見比べてまとめの発表を行いましたが、想いや経験のある受講生も多く、発表にも熱が入りました。
今回の講座は、ファシリテーター養成としての受講であると同時に、普段子どもたちに提供しているプログラムを子どもになった気持ちで体験するという二面性があります。受講者の方には限られた時間内で、そのどちらも体感していただけてたらよいなと思いました。
次回はいよいよ最終回。いい形で講座が修了できるよう願っています。
■講座概要■
講座名:防災教育ファシリテーター養成講座<初級編17期>
日時 :2025年7月26日(土)09:30-12:30
会場 :かながわ県民センター11階 講義室
参加者:21人
講師 :小林由美
サポート:防災教育ファシリテーター 池田陽一 鵜野朋子 桑原信行 佐藤卓志 髙石祐次 野村陽子 増渕秀一 森山栄治 山崎聖子 涌田亮一
統括 :石田真実


