マンション防災アドバイザーとして戸塚区にあるマンションを訪問しました。
戸塚区マンション防災アドバイザーとは
戸塚区によるマンション防災の取り組みの一つで、
「防災マニュアルの作成の仕方がわからない」
「防災訓練の企画をしたい」
「地域防災拠点とどうやって連携すればいいかわからない」「そもそも何から始めればいいのかわからない」
といったお悩みのあるマンションに、防災の専門知識を有する「マンション防災アドバイザー」を派遣する制度です。
当団体は戸塚区役所からの認定を受けて、マンション管理組合、マンションを含む町内会・自治会、マンション管理会社を対象にご要望に沿った防災研修を行なっています。事前に「マンション防災担当者のための防災講座基礎編」の動画を視聴した上で、研修を受けることをお勧めしています。
マンションプロフィール
築55年・5階建4棟・総戸数110戸のマンションです。防災体制・防災マニュアル・安否確認ルールはありますが、防災訓練は行っていません。これまで自治会がマンション管理をメインに活動していましたが、今年度から管理組合と自治会を分離しました。そのため自治会としての活動はほとんどなく、防災に関する意識や知識が希薄とのこと。まず手始めに自治会会員を対象に防災アンケートを行なったところ、在宅避難について知りたいとの結果が出たため、在宅避難に向けた各家庭での備えについて教えてほしいとのご依頼です。
コミュニケーションもマンション防災の大切なインフラ
ご高齢の参加者が多かったのですが、その分長く住んでおられる方が多く、コミュニケーションの良さがうかがえました。これは防災活動を行うにあたり、また万が一災害が起きた時にはとても大きな強みになります。
マニュアルを活かして、訓練・見直しを重ねよう
しっかりした防災資料、防災マニュアルを作成されているのですが、これを基に防災訓練をされたことはないとのことで、訓練→マニュアルの見直し→訓練を重ねて、マンションに合ったマニュアルにブラッシュアップしていくことをお勧めしました。また訓練も繰り返し行うことで、発災時の行動での戸惑いを減らしていく目的もあります。
在宅避難の準備をしっかりと
ラジオや消火器を準備されている方は多かったものの、トイレ・水を準備している方は半数くらいでした。バッテリーやガスコンロのガス、連絡方法を決めている方はさらに少ない状況です。防災資機材の準備はもちろんですが、まずは生きることを考え、食料・水・トイレをしっかり備えていただきたいと思います。
聴覚障害の方も参加
今回の研修には、聴覚障害のご夫婦も手話通訳付きで参加されました。発災時の心配事、サポートしてもらいたいことをお尋ねし、参加者に共有していただきました。マンションには様々な方が住んでいます。支援が必要な方をどうサポートしていくかも、マンション防災のポイントになります。当事者から貴重なご意見をいただくことができたので、ぜひ活かしていただきたいです。


