地域防災アドバイザーとして緑区にあるマンションを訪問しました。
緑区地域防災アドバイザーとは
緑区が地区連合町内会、自治会、地域防災拠点運営委員会、マンション管理組合を対象に、各団体の防災の取り組みを支援するため、防災の専門知識を有するアドバイザーを派遣する事業です。下記の防災に関する検討会や訓練等を行っています。
- 専門家のアドバイスを受けながら、地域の防災マニュアル作成
- 他都市の事例を参考に地域防災拠点運営のコーディネート
- マンション防災等各種防災関係の研修会の実施
- 女性視点を盛り込んだ避難所づくり
- 配慮を要する人(災害時要援護者)の視点を取り入れた防災に関する講座
- 地域防災拠点にある資機材取扱いの講習
マンションプロフィール
築32年・14階建・総戸数200戸のマンションです。防災体制や防災マニュアルはありませんが、マンション独自の防災訓練は年1回行っており、安否確認ルールについては現在計画中です。住民が高齢化しているため、管理組合として災害時にどこまでサポートするのか模索しています。それの前提として、マンションの立地環境や構造、住民の状況を考慮した具体的な防災対策を考えたいと今回のご依頼になりました。
自助を中心に
管理組合としての防災の取り組みも大事ですが、やはり住民一人一人の備えが非常に重要になってきます。そのため個人で準備するべきもの、各家庭で対策すべきものなど自助を中心に話をしました。
「大地震が起きた時には避難所に行くという方はいますか?」とおたずねしたところ、多くの方が手を上げました。マンション住民は在宅避難が前提ですし、在宅ひなとなるとやはり各家庭での備えがとても大切です。ぜひ今から備えていただきたいです。
マンションの構造と防災
マンションは一見1つの建物に見えていても、構造上複数の建物から構成されているケースもあり、その場合は各建物がエキスパンションジョイントでつながっています。大きな揺れにあったとき、建物の一部に大きなストレスがかかって破損しないために行われる手法です。本来建物を、大きな地震の揺れから守るためのものですが、エキスパンションジョイントがゆがんだりズレたりして廊下が通れなくなることもあるので注意が必要です。そういったことも含め「マンションの構造や設備がどうなっているか全く知らない」という方も多く見られました。
大きな災害が起きて電気・水道・ガスといったインフラに影響が出ると、在宅避難が前提となるマンション住民にとっては、在宅避難生活に大きな影響が出ます。非常用電源はあるのか、給水設備はどうなっているかなど、マンション構造の基本的なことを知っていると対策が立てやすくなるので「ぜひ調べてください」とお願いをしました。
管理組合として防災に取り組んでいきたいと考えておられるようなので、管理組合のメンバーの方には特に知っておいていただきたいです。


