【報告】10/5 大和市少年消防団クロスロード

大和市少年消防団からは、毎年DIGやHUGの研修依頼をいただいています。今回は宿泊研修プログラムの一つとして「クロスロード」の依頼を受けました。

1泊2日のプログラムの初日、少し早めに到着したので、避難所を開設し避難者(小学生団員)を避難所運営役(中学生団員)が受け付けているところでした。十分な準備ができているようで、整然と誘導していました。避難場所に誘導された小学生団員は新聞紙でのスリッパ作りを教わっていました。

また、避難所でのルールが張り出してあったり、車いすや妊婦役がいたりと、本番を想定していろいろと工夫して実施していました。

「クロスロード」は阪神・淡路大震災で、災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューをもとに作成されたカード形式のゲームで、災害時に起こる判断の難しいことがらに対して、提示された2つの選択肢から自分ならどちらを選択するかを考え、なぜそちらを選択したかそれぞれの立場から意見交換するゲームです。災害対応は、ジレンマを伴う重大な決断の連続です。それを短時間に行う必要があります。全員が何故そう考えたのかを述べることで、いろいろな考え方があることを知り、少数意見を上手に取り入れることを学びます。

今回は小中学生団員75名を15班に分け、人数の足りない班にはOBの高校生が入り実施しました。

体育館の床に座り込んでの実施であり、班同士の距離が近いため、声が聞こえにくく、集中が難しいようでしたが、より避難所のイメージが湧きやすかったかもしれません。

最初は混乱した班もありましたが、次第に流れができてきて、読む順番を自発的に進めたり、シール配りを楽しげに行ったりと子供たちの対応能力のすごさを改めて感じました。「理由を考えて説明したりするのもすごく楽しい!」と生き生きとしていました。

ゲームの次に、避難所の発生しそうな問題を自分たちで考えてもらいました。さすがに防災に対する意識が高く、積極的に取り組んでいました。ひとりで何問も考え出す子もいました。

災害(特に地震災害)は急にやってきます。その時慌てないように平常時からルールを決めておくこと、共通認識を持っておくことが大事です。また、今回学んだことは災害時だけではなく普段の生活でも大切なことです。

(記事担当:涌田亮一)


■講座概要■
講座名:大和市少年消防団クロスロード
日時 :2024年10月5日(土)13:45-14:45
会場 :大和市立大和小学校
参加者:75人
講師 :前田牧江
サポート:防災教育ファシリテーター 石田真実 熊切多津江 竹村奈保美 樋口文人 山田美貴 涌田亮一