【報告】9/7 横浜市地域防災拠点研修@中区

横浜市では2020年から、地域防災拠点運営委員を対象に地域防災拠点の開設・運営等に関する講義やグループワークを実施しています。今年度も横浜市から依頼があり、地域防災拠点研修を3回実施することになりました。2回目は中区役所での開催でした。

地域防災拠点とは
いわゆる指定避難所のことで、災害時に小中学校単位で設置されることが多く、
・救護・救出など防災活動の拠点
・家屋の倒壊などで自宅で生活できない方が一定期間避難生活を送る避難所
・在宅被災生活者向けの物資・情報供給
・家族や知人の安否確認など情報受伝達の拠点
といった指定避難所を含めた役割があり、
・防災備蓄庫の設置、防災資機材・食料等の備蓄
・被害情報等の情報受伝達手段として、各拠点にデジタル移動無線を配備
といった設備を整えています。普段は防災研修・訓練を行ったり住民の地域活動の場として使用されることが多いです。

地域防災拠点運営委員とは
災害時は地域防災拠点で安全かつ秩序ある避難生活の維持、防災資機材を活用した救助・救出等を行うメンバーです。

「避難者をお客様扱いはしません」
前半は、1回目同様、旭区東希望が丘⼩学校地域防災拠点運営委員⻑を務める和泉 禮⼦氏の講話で、「避難所開設」や「開設から運営への移行」のポイントについてお話がありました。20年という活動の中でアップデートしていったこと、避難所運営でよくあること、被災地を取材して感じたことなど実体験に基づく内容で、現役の方からの言葉は「なるほど」と引き込まれている様子が伺えました。特に「避難者をお客様扱いはしません」という和泉さんの言葉は、多くの参加者に響いたと思います。

防災は自分事に出来るかどうか、想像力が大事
後半は当団体講師が担当するグループワークで、様々なテーマで起こりうることを記載した課題一覧表を配って、まずは一人一人に考えてもらいました。その後グループに分かれての意見交換です。

残念ながら拠点開設までしか考えたことが拠点委員が数名見受けられました。課題となっている事例に対して、自分事として捉えられないグループもあり「こんなの起こるわけないよ」「何言ってるの?」「どういうこと??」という声も。その事例が目の前で起こっているイメージをしてもらうようにフォローしましたが、予想外・想定外のことが起こるのが災害時。「もし自分だったら」「こんなことが起きたら」という想像力が大事です。

何より拠点委員は避難所開設後は、「避難所運営の中心となる」という大切な役割もあります。ぜひ拠点運営員の役割をもう一度改めて認識していただければと願っています。