栄区にあるマンションにて支援編研修を行いました。
支援編とは
「よこはま防災研修」の1つ。支援編は地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンション、地域防災拠点に直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みの他、①風水害への備え、②地震火災への備え、③マンション防災、④災害時のケーススタディー・地域の危険性の把握等のグループワークの4つのテーマから必要なものを選んで学ぶことができます。
マンションプロフィール
築30年・3~7階5棟・総戸数167戸のマンションです。年1回の防災訓練を行っており、全戸に安否確認用マグネットが配布されていますが、具体的な確認ルールがありません。住民の高齢化が進み、災害時の対応や不安が一番の関心事になっています。そのため、食料や水・防災用品の備蓄は少しずつ進めていますが、どの程度の備蓄が必要なのか分からずお困りとのこと。不安が先立って「マンション内に非常用井戸を整備したい」という意見が出ているため、掘削、保有についての有効性・実現性と市内の状況を知りたいとのこと。
まずは各自の備え
資料等を拝見したところ、マンションとしての備蓄はかなり充実していました。しかし、防災機材・備蓄機材の点検やそれらを使った訓練は不十分という印象です。皆さんが気にされていた食料・水の備蓄量については、トイレ・水・食料は「各住戸の備蓄を基本に」とお伝えしました。マンションとして全住民分を備蓄するのは現実的に難しいです。在宅避難生活が数日、あるいは数週間続くことを考えると、やはり各住戸での備えが非常に重要となります。
非常用井戸について
最近は始めから非常用井戸が設置されているマンションも少しずつ増えています。ただし井戸の水を飲料水に使うのであれば浄水装置が不可欠です。井戸水はマンホールトイレには使えますが、雨水を溜めるタンクを設置するという方法もあります。これについては行政から補助が出る場合もあるので、区役所等に問い合わせてみてください。
井戸は掘れば水は出てくるのですが、どれくらいまで掘る必要があるのかその深さは場所によって異なります。最初から非常用井戸があるマンション、後から掘削したマンション、掘削しないマンション、様々です。近隣の防災協力井戸のことも調べてみて、皆さんで判断していただければと思います。
研修に参加した人たちが立派な防災財産
総戸数167戸のうち35名の方が参加してくださいました。これはこちらのマンションにとって防災資産の一つとなります。ぜひここから防災の輪を広げていってください。
参加者の声

詳しい説明を聞く機会があると、気持ちを引き締めて防災の準備などもしようという気持ちになります。家具の転倒防止を再度確認したいと思いました。

マニュアルなど具体例があり良かったです。

避難所に行くという意識があったので、在宅避難ということが理解できた。

今期自治会の防災委員、地域防災拠点での防災委員ですが、分からないことだらけで学ぶことが多かったです。

マンションにターゲットを絞った情報が得られた。ルールを実際の行動に落とし込む工夫を知ることができた。


