【報告】10/28 地域防災アドバイザー@緑区

緑区の連合町内会で地域防災アドバイザーとして研修を行いました。

緑区地域防災アドバイザーとは
緑区が地区連合町内会、自治会、地域防災拠点運営委員会、マンション管理組合を対象に、各団体の防災の取り組みを支援するため、防災の専門知識を有するアドバイザーを派遣する事業です。下記の防災に関する検討会や訓練等を行っています。

①専門家のアドバイスを受けながら、地域の防災マニュアル作成
②他都市の事例を参考に地域防災拠点運営のコーディネート
③マンション防災等各種防災関係の研修会の実施
④女性視点を盛り込んだ避難所づくり
⑤配慮を要する人(災害時要援護者)の視点を取り入れた防災に関する講座
⑥地域防災拠点にある資機材取扱いの講習

連合町内会プロフィール
戸建て2自治会、マンション7自治会の計9自治会からなる連合町内会です。各自治会と他団体の参加者合同による「地区別区別計画推進委員会」を毎月行い、まちづくりについて意見交換などを行っています。防災活動については防災機器取扱い訓練、避難訓練、ペット同行避難訓練などを毎年2回行っており、いつ災害が起きても素早く対応できるように備えています。今回、防災とジェンダーフリー/ジェンダーレスについてご依頼を受けました。

防災とジェンダーレス
持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」でもジェンダー平等の実現が目標の一つとして掲げられており、そこにはセクシャルマイノリティも含まれています。内閣府でも数年前に「ジェンダーと防災に関する有識者懇談会」が立ち上げられて、ジェンダーの視点からどう防災に取り組むか様々な研究・提言が行われています。避難所では「トイレ、更衣室、入浴施設が使いにくい」「下着、生理用品など男女別の物資を受け取りにくい」などLGBTQの方が困ってしまう状況が生じる場合もあります。

難しいカタカナ用語
性別の区別そのものをなくしていこうとするジェンダーレスに対して、ジェンダーフリーは性別による役割分担などの固定概念に捉われず、誰もが平等で公平に行動できるようにする、つまり「性別による社会的差別をなくす」という考え方です。

ジェンダーフリーに関心を持ってくださったことは非常に良いことではあるものの、ジェンダーレスとジェンダーフリーは間違えやすいですし、ジェンダーに関する説明はどうしてもカタカナ用語が多くなってしまうのと、みなさんが混乱しないかその点がとても気になりました。例えば「アウンティング」。本人の性のあり方を本人の同意なく第三者へ暴露することを指し、パワーハラスメントの対象となります。そして「アンコンシャスバイアス」。これは例えば「障がいがある人は簡単な仕事しかできない」といった、無意識の偏見や思い込みを指します。ジェンダーについてお伝えするときは、どうしても普段なかなか耳にしない用語が多くなってしまうので、分かりやすいように出来る限り言葉を砕いてお伝えしました。そういう意味ではいつもとは少し違う防災研修になりましたが、ジェンダーについてはやはり無意識の偏見や思い込みに気を付けること、そして守秘義務を守ること、これに尽きます。

一番大事なことは…
避難所では様々な人が一堂に会してしばらくの間、一緒に生活を送るので、お互いに声を掛け合ってお互いが安心できる環境づくりを行っていくことが非常に重要です。これはLGBTQの方に限らず、女性、男性、乳幼児、高齢者、障がい者を問わず共通することだと思います。まずは丁寧なヒヤリングを行うこと、そして大変な時こそ周りへの配慮を忘れずに!

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