昨年も訪問した、栄区にある連合町会にて支援編の研修を行いました。
よこはま防災研修支援編とは
「よこはま防災研修」の1つ。支援編は地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンション、地域防災拠点に直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みの他、風水害への備え、地震火災への備え、マンション防災、災害時のケーススタディー・地域の危険性の把握等のグループワーク)の4つのテーマから必要なものを選んで学ぶことができます。
連合町内会プロフィール
全6町内会から成る連合町会です。窓口となった方は初めて町会役員となり、状況があまり把握できていないままのご依頼となりました。その後、やり取りをさせていただき、自助と共助の基本をお伝えすることになりました。
見えてきた、家庭ごとの備えの差
参加者に日頃の備えについて確認しました。感震ブレーカーを知っている方は6名で、そのうち設置している方は1名でした。また、参加者はほぼ全員が戸建て住宅にお住まいで、マンション住まいの方はいませんでした。
簡易トイレパックを用意している方は約6割で、そのうち1週間以上分を備えている方は約5割でした。地域防災拠点の運営委員の方は4名おり、そのうち2名が鍵を持っているとのことでした。
一方で、モバイルバッテリーを持っている方は半数程度、耐熱ポリ袋を使ったクッキングを経験した方は1名にとどまり、家庭での備えにはまだ差があることがうかがえました。
質問から広がった、地域防災のリアル
質疑応答では、参加者から多くの質問が寄せられました。擁壁の強度診断、2×4住宅の耐震性、LINEやインターネット回線など災害時の通信手段、地域防災拠点の開設・閉鎖、社会福祉協議会によるボランティアセンターの役割など、幅広い内容が扱われました。
また、町会役員の成り手不足や継続性への不安についても質問があり、災害時の対応を文書化し、マニュアルや手順書として引き継いでいくことが、今後の地域防災を支える一つの方法であると説明しました。
町会ごとに届けたい、防災の学び
今年度の連合町内会長からは、それぞれの自治会でも今回の防災に関する話を聞いてほしい、という趣旨の挨拶がありました。
これを受けて、支援編は町会単位でも申し込めること、また、講座の内容も事前に相談しながら、各地域の希望に合わせて調整できることを案内しました。
参加者からも、「一般家庭で気をつけるべきことを、町内会や自治会単位で聞けるとよい」といった声があり、今後の地域単位での防災研修につながる可能性を感じる機会となりました。
予定外の変更が、深い対話につながった
グループワークから質疑応答中心の形式に変更したことで、参加者から具体的な質問が多く出され、結果的には活発な学びの場となりました。
参加者からは、「ここまで深い災害の話を聞くのは初めてで、非常に参考になった」といった感想もあり、戸建て住宅が多い地域における自助・共助の備えを考えるうえで、有意義な講座になったと感じます。

具体的な内容だった。やはり揺れの映像などは何度観てもショックだった。自宅の家具固定の大切さが分かった。

実際に災害が起こった時の備えについて改めて確認し、自身の周りには不足している部分が結構あることに気づきました。

防災対策について、あらためて色々知れました。本年度の防災委員ですが、もっと早く講義を聞きたかったです。

防災拠点の体育館では、避難者(町民ごと)に場所を決めているが、通路を設定しておくとを今まで考えていなかった。

自助・共助が大切だとは聞いていたが、具体的にどう準備するかが理解できた。高齢者の多い町会でも、頭を使えば防災への備えも充実可能ということが分かった。


