児童・生徒の防災教育推進事業 ~みんなの町の防災ずきんズ~

児童・生徒の防災教育推進事業 ~みんなの町の防災ずきんズ~ の概要を説明します。
この事業は、かながわボランタリー活動推進基金21協働事業負担金対象事業として採択され、県との協働事業として2015-2016年度に進めてきました。
具体的な活動の様子は、活動報告Facebookページをご覧ください。
この事業の中で作成・開発した「かながわ版防災教育プログラム」の詳細や、実践事例を かながわの防災教育ポータルサイト ~子ども防災情報ステーション で紹介しています。

私たちの想い

東日本大震災の教訓を「いのちを守る」防災教育につなげる 詳しくはこちら

私たちのビジョン

小中学校の防災教育を「いのちを守る」防災教育へ変えます
事業1 防災教育の取組状況調査と防災教育プログラムのモデル開発事業 詳しくはこちら
「いのちを守る」防災教育を地域で推進する人材を育成します
事業2 学校と地域のつなぎ役の人材発掘と育成事業 詳しくはこちら

「いのちを守る」防災教育の情報を発信し輪を広げていきます
事業3 かながわ子ども防災情報ステーション事業 詳しくはこちら

私たちのアクションプラン(2015-2019)

小中学校の防災教育を変える5ヵ年計画 詳しくはこちら

私たちのネットワーク

神奈川県教育委員会、防災教育の専門家等と連携して取り組みます。防災教育に熱心に取り組む大学教授からアドバイスをいただきながら進めていきます。

担当理事 石田真実からのメッセージ

<防災教育にかける想い>

〇昨今の若者(とくに10代)を取り巻く環境は、様々な課題を抱えています。生活が便利になる一方で人間関係が希薄になり、自尊心の低下、孤食、いじめ、自殺、子どもの貧困などが社会問題となっています。
〇「防災教育は命の教育」、自然災害という切り口で命の大切さについて考え、ともに生きるための力を養います。自然という人間の力ではコントロールできないものに対し、どう困難を乗り越え共存するのかを考えることで、壁にぶつかった時その困難について自分で考え自分で選択する力を育みます。
〇また、子どもたちを育てることを誰かに押し付けるのではなく、学校や地域・家庭などたくさんの大人が協力して、子どもたちが主体的に取り組み、失敗しながら成長していける環境を作ることを目指します。
〇「いのちを守る」防災教育応援団として、皆さまのお力添えをいただき、子どもたちを共に育むパートナーとして支えていただけますようよろしくお願いいたします。

石田紹介

私たちの想い

東日本大震災の教訓を「いのちを守る」防災教育につなげる

〇私達は、神奈川県が東日本大震災の被災地支援事業として、2011年4月からはじめた「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業」のボランティアとして、被災地支援活動を続け、2013年3月の事業終了に伴い、新たに「NPO法人かながわ311ネットワーク(以下「311ネット」)」を立ち上げました。

〇私達が被災地を訪れる度に、現地の方々から『東北のこの経験を神奈川で活かして欲しい』と幾度となく言われ、私達は、被災地での支援活動と神奈川県内での防災減災活動を行ってきました。

〇現地の方々からは、『学校の防災教育が大切である』との声も多くあります。私達も、いざという時、主体的に判断し、自らの命を、自ら守ることができる子どもを育てることが大切であると考えていますが、学校だけに子ども達への防災教育を任せることは、学校や教員の方々への負担が大きくなるだけで効果的ではないと考えています。

〇さらに、防災減災について学ぶには、その地域の歴史を知る事が不可欠であり、その教育効果を高めるためには、地域の方と学校が一体となって取り組む仕組みを作ることも重要と考えます。

〇そこで、本県の地域特性に応じた防災教育プログラムのモデル開発を行い、学校と地域を繋げる人材を養成した上で、防災教育を広めていきます。また、広域的に防災教育を進めるための中間支援基盤の構築を目指します。

私たちのビジョン1

事業1 防災教育の取組状況調査と防災教育プログラムのモデル開発事業

小中学校の防災教育を「いのちを守る」防災教育へ変えます

<事業の内容>
県内の3地域(沿岸部・都市部・内陸部)をモデル地域とし、その地域の小中学校における防災教育の取組状況を把握させていただきます。また、「釜石の奇跡」と言われた岩手県釜石市等の先行事例の研究、本県の地域特性に応じた防災教育プログラムのモデル開発を行います。

<事業の進め方>
〇事業1-1 モデル3地域の小中学校における防災教育の実施状況調査
調査ボランティアが夏休み期間中に学校へ訪問させていただき、安全防災担当の先生に学校の取組状況をお聞きいたします。調査ボランティアは、当該地域の市民の方から募集し、311ネットのスタッフとともに複数名で訪問する予定です。お聞きする時間は、1校につき、おおよそ1時間程度と考えています。

〇事業1-2 地域特性に応じた防災教育プログラムのモデル開発
事業1-1の調査結果に基づき、学校で必要とされる教材やプログラムの研究を行います。まずは、釜石市で取り組まれた防災プログラムを参考に、指導案や手引きの作成を目指します。調査ボランティアと事業2で発掘・育成するコーディネーターの方に協力いただき、その地域特性に応じた防災教育プログラムを開発します。

私たちのビジョン2

事業2 学校と地域のつなぎ役の人材発掘と育成事業

「いのちを守る」防災教育を地域で推進する人材を育成します

<事業の内容>

本県の地域特性と学校事情を理解しているとともに、防災の知識をあわせ持つ人材を当該地域で発掘し、地域と学校の繋ぎ役や学校で行う防災教育の指導者または教員の補佐ができるコーディネーターを育成します。

<事業の進め方>

つなぎ役となり得る対象は、防災関連講座の受講者・有資格者、またはPTA(OBを含む)や学校コーディネーター、学生インターン等と考えています。将来的には、地域と学校の間に入って防災関係のコーディネートを行うとともに、学校で行う避難訓練や授業等に同行し、児童・生徒への防災教育や担当する教員の補佐等を行えるような人材を育成します。
人材を育成するための研修内容は、地域防災計画や学校防災計画に関する知識、防災に関する知識、防災教育の教材等、座学・実践を交えて、幅広く展開することを考えています。

私たちのビジョン3

事業3 かながわ子ども防災情報ステーション事業

「いのちを守る」防災教育の情報を発信し輪を広げていきます

<事業の内容>

発災時はもとより平常時にも必要な情報の種類や発信方法等の研究、SNSを活用した防災コミュニティ作りや情報の受発信についての研究等を行うことにより、広域的に防災教育を推進するための中間支援基盤の構築を図ります。

<事業の進め方>

事業1および事業2を通じて、学校や住民が発災時はもとより平常時にも必要な情報の種類や発信方法等について研究します。事業1および事業2に携わる方々と連絡を密にし、各モデル地域のメンバー間の交流やチーム作りにSNSを活用する等、SNSを活用した防災コミュニティ作りについて研究します。
事業1及び事業2の関係者や各モデル地域のメンバーを人材バンク化するにあたって、その区分や分類方法等についても研究し、その成果を「かながわ子ども防災情報ステーション」として中間支援基盤を構築します。

私たちのアクションプラン

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。