マンション防災

マンション防災について

共有財産である分譲マンションでは、マンション管理組合が中心となって防災の3つの要素に備えていくことが重要です。

  • 災害直後の安全確保
  • 被災生活を無事に過ごすこと
  • できるだけ早く元の生活に戻ること

しかし現在、全国の7割のマンションで震災対策が決まっていない(マニュアルがない)、8割で防災推進組織がない(対応が取れない)状態です。この状態で大地震に遭遇すると、多くのマンション管理組合ではたいへんな苦労をすることになります。

そこで、大規模震災への防災対応が当たり前の地域社会を作る仕組みの普及を目的に、マンションを訪問し、管理組合理事や自治会役員の防災活動を伴走支援する活動を行っています。防災組織作り、防災マニュアル作り、住民啓発、管理組合と自治会の役割分担など支援内容は多岐にわたります。これまで100を超えるマンションで防災研修や防災アドバイザー活動を行っています。

マンション防災は、それぞれの地域特性・建物特性といった個別の要素と、どのマンションにも共通した要素の2種類の要素があります。この両方の側面から防災を進めて行くために、また首都直下地震に備えるために、東北マンション管理組合連合会、熊本県マンション管理組合連合会や、東京都江戸川区の団体と連携を開始しました。

また、当団体は横浜市の「よこはま防災力向上マンション認定制度」発足に合わせてアドバイザーとして認定されています。この制度は横浜のマンション防災の底上げに役立つもので、当団体講師が居住する2つのマンションが初回認定されています。

マンション防災講座

2017年にスタートし、中上級者を対象に、マンション防災を総合的に学べる講座として評価が高まっています。

横浜市、戸塚区、栄区、緑区でマンションに特化した研修を担当しています。それぞれのマンション特有の問題を考慮し、一歩先に進める手助けとなることを目指した内容となっています。最近は、マンション管理組合の他、管理会社からの依頼も増えました。

マンション防災オンライン講座

2018年から毎年開催しています。2023年度は被災経験のある熊本県マンション管理組合連合会、東北マンション管理組合連合会、MEAS推進協議会からのゲスト講師を招き、5回シリーズのオンライン講座を実施しました。

マンション防災に関して経験のある方々が多く受講してくださり、マンション防災の総括的な講座として評価されています。

マンション防災の活動
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