都筑区にあるマンションでの支援編研修報告です。
支援編とは
地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンションに直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みに加え、①風水害への備え、②地震火災への備え、③マンション防災、④グループワーク(災害時のケーススタディー、地域の危険性の把握等)の4つのテーマから必要なものを3つまで選んで学ぶことができます。
マンションプロフィール
総戸数283戸、14階建ての2棟から成る築27年のマンションです。自治会と自治会直轄の防災委員会で各住戸向けた「災害発生時初動対応マニュアル」と「災害発生時の対策本部設置のためのファーストミッション」というマニュアルを作成しています。また毎月「防災豆知識」を掲示したり、防災備品購入・災害発生時のルールを周知する取り組みを行っています。被災マンションの事例を通して住民の防災意識向上、各戸でできる防災対策を学びたいと今回のご依頼につながりました。
一生懸命に取り組んでいるけれど
地震発生時の初期マニュアルはとても分かりやすく、また、毎年防災訓練も実施しているとのこと。しかし住民全体に防災意識がなかなか浸透しないのが課題です。
まずは個々の備えから
自治会として地域防災拠点とのつながりも問題なく出来ているので、やはり一人一人の備えをどう促していくかが大事ですね。防災は難しいことでも、特別なことでもありません。ローリングストックなど日々の生活の中に簡単に取り入れられるものもあるので、まずはそこからアプローチしてみるといいかもしれません。