【報告】10/15 横浜市防災・減災推進研修<支援編>@戸塚区

複数の自治会から集まった家庭防災員を対象にした戸塚区での支援編研修の報告です。

支援編とは
地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンションに直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みに加え、①風水害への備え、②地震火災への備え、③マンション防災、④グループワーク(災害時のケーススタディー、地域の危険性の把握等)の4つのテーマから必要なものを3つまで選んで学ぶことができます。

家庭防災員とは
1969年から続く横浜独自の制度で、一人でも多くの市民が防火・防災に必要な知識や技術を身に付け、自助・共助・公助の視点を学び、自助から地域防災の担い手につなげることを目的としています。各消防署が研修を行い、消防署が地域の防災活動を支援しています。今までは自治会・町内会による推薦が必要でしたが、2024年から推薦なしでも家庭防災員に応募することが可能になります。

位置づけに違いが…
お話を伺っていると、各自治会によって家庭防災員の位置づけがまちまちであることに気づきました。消防署による研修を経て家庭防災員になられた方たちばかりなので、せっかくの人材を活かす方法を考えるとよりよい防災につながるのではないでしょうか。

消防署による研修をもっと活かして
初期消火や応急手当といった研修は毎年受講していただきたいとお伝えしました。地震が起これば火災発生の可能性もありますし、応急手当は基本的な技術として身につけておけば、自助でも共助でもいざという時に役に立ちます。

続けることが大事
研修を修了して家庭防災員になられた方たちが、さらに防災を学びたいと今回受講されたと思うので、消防署による様々な訓練や研修を1度受けて終わりではなく、毎年受けてしっかり身につけておくことが大事だと思います。代表の方が地域防災拠点の運営委員でもあるとのことなので、みなさんにその旨を提案していただくことになりました。ぜひ続けてくださいね。