金沢区にある自治会での支援編研修報告です。
支援編とは
地震火災や風水害の備えなど、地域特性に応じた防災活動について、依頼先の自治会やマンションに直接訪問して支援する研修です。地域における被害想定や基本的な災害への備えに伴う自助・共助の取り組みに加え、①風水害への備え、②地震火災への備え、③マンション防災、④グループワーク(災害時のケーススタディー、地域の危険性の把握等)の4つのテーマから必要なものを3つまで選んで学ぶことができます。
自治会プロフィール
山側と平地という地形的高低差があるエリアの自治会です。各種災害への判断基準や避難手順を自助・共助の2つの観点から考えたい、高低差のある地形を踏まえた防災マニュアルを作りたい、信頼できる防災情報を把握したいという3つのご要望があります。
気になったのは…
海が近くそのまま平坦なエリアにつながるので、若干津波の影響があるのでは?と心配になりました。また、地域防災拠点は京急線線路を渡らないとたどり着かないため、そういう意味では避難に少々不便かもしれません。いざという時は自治会館の方が広いので、地域防災拠点に避難しなくても大丈夫なように備えることが大事ではないかと思いました。
参加者の感想は「整理ができた」
研修を通して「地震、風水害、火災の時の避難行動について整理ができた」とのこと。この自治会ではホームページでの情報発信を行っており、「正確な情報を得る手段」についても強い関心をお持ちです。情報収集に関する質問も多く出ました。
次の一歩へ
「地図を囲んで具体的にどのような行動をしたらよいか整理していく」ことを次の課題にされました。高低差のあるエリアなので、様々な災害を想定しながら地図を見てどう避難するか、どこへ避難するかなど、たくさんの意見やアイデアを取り入れながら整理するとより良いものになるかと思います。