今年度の防災教育ファシリテーター養成講座(初級編)が始まりました。
横浜会場で行われる今回の講座は、30名弱の方からお申し込みをいただき、盛況な回となりました。
最初は皆様緊張された面持ちでしたが、冒頭のアイスブレークで和みが生まれた様子が見受けられました。
前半の防災教育事業の説明では、熱心にメモを取られれている受講者の方の姿が印象的でした。過去の防災教育の事例で、体育館に2泊した小学6年生の体験の話をご紹介した場面では、頷きながら聞かれる方も多く、多数の受講生に防災教育の大切さについて共感を得られたようでした。
一方で、災害伝言ダイヤル訓練の経験者は2名しかおらず、まずはできることから体験してみることの大切さを改めて考えさせられました。
後半の地域防災計画・学校防災計画の説明では、グループごとに話し合いながらワークを進めることができました。
<グループごとの気付き発表より>
・グループ内でお互いの地域防災計画を見比べることで、地域毎の内容の違いが分かりました。
・学校にも防災計画があることを初めて知りました。
・参加者同士での受講の動機が共有できました。
・学校では交通安全の教育はしっかりやっているから、防災もしっかりとやらないといけないと感じました。
・学校でのルールは出来ていることがわかりましたが、現場の先生へにしわ寄せがいくことが心配です。
・現状を知ることで、防災教育ファシリテーターの重要性を感じました。
今回の講座は企業関係で参加されている方も多くいらっしゃるようで、防災に対する意識の高まりを感じました。また、これまでになく男性の参加率も高いので、第2回以降どのような広がりが生まれるのか、楽しみでもあります。
(記事担当:佐藤卓志)
■講座概要■
講座名:防災教育ファシリテーター養成講座<初級編第13期>
日時 :2023年7月8日(土) 9:30~12:30
会場 :かながわ県民センター 11階 講義室2
参加者:23人
講師 :石田真実、山崎聖子
サポート:防災教育ファシリテーター 鵜野朋子、佐藤卓志、宅間恵美、遠山直美、山田美貴
統括 :石田真実