2019年9月12日、厚木市立南毛利小学校の学校保健委員会で、石田が講師を務めました。
学校保健委員会は、教員やPTA役員・地域の方・校医などが年に1回集まり、1年間の報告等をする会議です。
今回は「地域で防災~自分で考えて避難するために~」というテーマで講演し、家族防災会議のワークをしました。
アイスブレイクでは、台風15号の直後だったので、どんな対策をしたかを話してもらいました。
「家族防災会議」のワークでは、まず家族構成を記入し、
1.想定を知る
2.家族の生活パターンを知る
3.災害時の連絡方法・集合場所と時間を決める
の手順で進んでいきます。
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平日パターンと休日パターンを作ってもらいましたが、なかなか素敵な週末を過ごされている方もいました。一人暮らしの方、ご高齢のご夫妻、共働きで子どもを保育園に預けている方などなど、みなさまそれぞれに状況が違います。
厚木市には相模川(一級河川)が流れています。多くの人が通勤に使っている国道や橋は普段から渋滞のメッカ。大地震の際には、国道は緊急輸送道路として一般車両は通行止めになります。職場からどうやって自宅に帰るか、家族と何で連絡を取るか、保育園には迎えに行けるのか、等具体的に検討してもらいました。
【参加者の声】
・自分事として、より具体的に確認することができ即実践しようと思いました。また、体験からのお話は臨場感にあふれていて、心に響きました。地域の方の参加が、いつもより多く、関心の高さを感じました。
・子供たちを信じること、背中を見せること、大切だなと感じました。また、土日の予定は毎回異なるため、防災会議を開くだけでなく所在をはっきりさせる工夫が必要だと感じました。
・1人暮らしをしているので、実家の家族での決まりごとがあれば、把握する必要があると思いました。ありがとうございました。
・他人事だと考えてはいなかったが、詳しく考えることで自分事のように考えることができた。普段は災害の事を話すことが少ないが、話をしてみようと思いました。
・ハザードマップをしっかりと見たことがなく、今回自宅の危険度を知るいいか機会となった。また171が有効的に活用できることも知ることができたので、もしもの時に備えて、家族と共通理解をしていきたいと思った。
・普段の何も起きていない時にこそ、よい準備ができることですが、後でいいかな、とつい後回しになっているのが現状です。今回の台風による災害、そして今日の研修を機に、有事の際における対応についてしっかり考えようと思います。どうもありがとうございました。
・防災会議の用紙を本日いただいて帰るので、より具体的に家で話し合いが持てそうです。時間帯や各家族のスケジュールなど考えるきっかけになり、家だったらこうしようというものを作っておこうと考えました。
・頭の中で考えるだけでなく、書き出すことが大切だと思いました。家族で防災について考えるよいきっかけになりました。
・大阪での地震で小6の女の子が一人亡くなったことをきっかけに、家族で一緒にいない時の災害について考えるようになりました。子どもの防災力を上げることが子どもを守ることと思います。まず、自分から学ぼうと思っていたところでしたので、大変勉強になりました。ありがとうございました。
■講座概要■
講座名:厚木市立南毛利小学校学校保健委員会講演
日時 :2019年9月12日(木) 15:35-17:50
会場 :厚木市立南毛利小学校
参加者:約50人
講師 :石田真実