【報告】7/23 横浜市立鶴見小学校職員研修「DIG」

2019年7月23日、横浜市立鶴見小学校の職員研修でした。鶴見小学校は防災教育に熱心に取り組まれています。
先生自身が子どもたちに向けてDIGを指導したいということで今回の研修依頼となりました。いい機会ととらえられ、地域の方や保護者にも参加を呼びかけ、70名ほどが参加してくださいました。

  

大規模なマンションができて本来の学区外からも子どもたちが通っています。子どもたちの通学区域の地図を用意しましたが、かなり縦長なエリアとなり、真ん中を鶴見川が流れています。
  

「鶴見川を渡って通っている子どもたちは、洪水が起こったらどうしたらいいのか…?」「学校にいるときならいいが、それ以外、塾や習い事で単独行動しているときは…?」 等々、活発に感想や意見が飛び交っていました。
  

最後は班ごとにまとめ作業を行っていただきました。
  

4,5年生に一斉にDIGを指導されるということで、最後は指導のポイントを石田よりレクチャーしました。先生方にも多くの気づきがあったようなので、きっと実り多い授業になることと思います。

【参加した教職員の声】
・水害について鶴見は大きな影響を受けることがわかった。しかし、予想ができることでもあるので、その意識を高めるようにしたい。
・思っていたよりも実際は災害の被害を受ける場所が多く、避難の方法や場所についても地域のことをもっと深く知っておかなければならないと思いました。
・見て学ぶよりも実際に自分たちの手で描き、貼っていくことで理解が深まったと思います。子どもたちも子どもならではの気づきがたくさん出てくると思うので、指導できるようになりたいです。
・ハザードマップを数枚用いてひとつの地図上にまとめていく活動がわかりやすく、よかったです。さらに付せんに書いてまとめると、より思考が可視化され、より深くまで考えて話し合うことができました。もっと長時間取組んでみたいです。(帰ったら家族と話してみます)
・自然災害はいつ起こるかわからないので、防災について考える良い機会となりました。自分の職場のある地域のことを子どもたちの命を守るためにもっと考えなければならないと思いました。

【参加者した地域住民・保護者の声】
・今回 付せんに書いてあがった問題点を今後どのようにまとめていき、どのように生かしていくかがとても重要になると思いました。
・自分の住んでいる地区の特性がわかりました。また、鶴見中央地区は大きなマンションが多いので、災害に対してはまだまだわからないことや身の安全をどうするかを家族で話し合っていくこととします。ほかの人たちも安全に生きられるとよいと思います。
・地域の人、親(保護者)、先生、児童と立場が違えば思うこと、優先順位も異なるだろうけれど同じ鶴見地区にいる人どうし、意見を述べ合うことは大切だと実感しました。人とのつながりの大切さを改めて家族に伝えたいと思いました(地震対策も母の役割!と家族に思われているのでみんなでやりたいです)。
・実際にシートで色を塗ったりすることでより地域のことがわかり、どうすればよいか、これでよいのか等、たくさん気づいた。家族での話し合いも必要だなと思いました。

■講座概要■
講座名:横浜市立鶴見小学校職員研修「DIG」
日時 :2019年7月23日(火) 14:30~17:00
会場 :横浜市立鶴見小学校 図書室
参加者:70人
講師 :石田真実
サポート:防災教育ファシリテーター 山崎聖子 矢嶋恵子 谷本恵子
【エリア】藤沢、鶴見、葉山、相模原