2019年5月11日(土)、今年度も平楽中学校国際教室のお手伝いを行いました。
平楽中学校の「国際教育」のねらいは
「ともによりよく生きよう」
「国際平和についての意識を高めよう」
「人権・環境・福祉」など多くのことと関連しあっていることに気づき、地球市民として生きる力を身につけよう」です。
さらに、
1.気づくこと、知ること
2.考えること
3.つながること、解決すること
を大切にして、1年生で世界を知る、2年生は考えを深める、3年生は自分を見つめ直すと、系統立て関連しながら学習を深めていく授業です。
今年度も「平楽中学校が避難所になったら?」を疑似体験してもらいました。「HUG」は避難所運営ゲームの略です。
読み手は次々カードを読み上げ、生徒さんたちはほぼ絶え間なく対応していきます。このようなワークショップを行うことでリーダーシップをとれる生徒さん、協調性の高い生徒さん等々、個性が発揮されることもあります。
模造紙を掲示板に見立て使いましたが、班ごとにそれぞれの特徴が出たと思います。
公開授業でしたので、保護者のかたも来て、興味深く見ていかれました。
横浜市では避難所運営を中学生が主体となって行うことはありませんが、この経験を活かして、いざという時に自分たちからも意見を言えるようになってほしいと思います。
私たちは2年1組を担当しましたが、ほかにも様々な団体から講師がみえて、それぞれの特徴を活かしたワークショップが繰り広げられていました。
生きていくうえで大切な力を育む平楽中学校の「国際教育」は、この後各学年講義が行われ、校内スピーチコンテスト、夏の南区スピーチコンテスト参加へと続きます。その後、年々厚みを増している「実践報告集」が作成され、講師陣にも届けられることになります。今年度も報告集を楽しみに待ちます。
★HUG(避難所運営ゲーム)の効果や必要物品などの詳細は、かながわ子ども防災情報ステーション をご覧ください。
■講座概要■
日時 2019年5月11日(土) 9:45~12:00
会場 :横浜市立平楽中学校 2年1組教室
参加者:33人(中学2年生)
講師 :谷本恵子
サポート:防災教育ファシリテーター 石田真実 小峰道晴 角川京子 西川哲 前田牧絵 山崎聖子
【エリア】鶴見、高津、相模原、横須賀、鎌倉、葉山、藤沢