【報告】12/4鶴ヶ峯中学校保健委員会「クロスロード」

2018年12月14日、横浜市立鶴ヶ峯中学校の学校保健委員会で「クロスロード」を体験してもらいました。
「いつ来るかわからない災害に備えよう~自助・共助・公助 災害時の対応について考えよう~」というテーマでした。
会場は、鶴ヶ峯中学校の図書室。参加者は各クラス2人ずつの保健委員と保護者合わせて約30人でした。

「クロスロード」は、阪神・淡路大震災で災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューをもとに作成された、カードゲーム形式の防災教材です。災害対応のジレンマを体験してもらいました。
その後は、それぞれがジレンマを体験できるような問題を作成してもらいました。

  

横浜市では「よこはま地震防災市民憲章」が平成25年(2013年)3月11日に制定されています。日頃の備えや助け合いにより被害を減らすことはできますので、憲章を参考にし、皆で備えていかれればいいのではないでしょうか。

【参加者の声】
・普段考えないような災害のことを改めて考えてみようと思った。クロスロードとかゲームを使って自分と全然違う考えもある人もいたんだと分かった。
・ゲーム形式で様々な意見を聞いて、ひとつの状況にたくさんの判断ができるし、どちらが正しいとかではなくどちらにもメリット、デメリットやリスクがあるという重いジレンマが伴うことを知りました。他の人の意見を尊重すること、多数の意見が必ず正しいわけではないことなど大切なことを学び、防災についてもう少し考えてみようと思いました。
・同じYESでも理由が違ったり、立場によって考え方が変わったのに驚いた。1組グループは、一人一人の意見にしっかりと理由があって、自分とは違う方を選んだ人の理由を聞いて納得するということが多くあり、防災のことについて自分が少ない時間でどう判断するのか考えられた。
家族ともやってみて、PTAの方や親の大人の意見は中学生の私たちと違うことが沢山あっていろいろな考え方があるのだと実感できた。

■講座概要■
講座名:横浜市立鶴ヶ峯中学校保健委員会「クロスロード」
日時 :2018年12月14日(金) 15:30~16 :30
会場 :横浜市立鶴ヶ峯中学校図書室
参加者:31人
講師 :石田真実
サポート:防災教育ファシリテーター 谷本恵子
【エリア】鶴見、相模原