私たちは「いざという時、自分の命を自分で守れる子どもたちを育てること」を目的として、学校の訓練にとどまらず、地域の方たちも一緒に子どもたちの防災教育に取り組む仕組み作りに取り組んでいます。
上級編で受講生に目指していただくのは、2015年度に作成した「かながわ版防災教育プログラム」を基に、学校や地域での防災教育の指導者になることです。学校現場で教えるために必要なテクニック等も学びます。講座で学んだことを、実践の現場で講師補助としてどんどん生かしていただきたいと思います。
今期第1回は、2018年11月11日(土)かながわ県民センター11階のコラボルームで「DIG(災害想像ゲーム)」の指導法について。
防災教育を担当する石田理事が実際に講師として学校で使っているパワーポイントを使い、授業の流れのお手本を受講生に示しました。どのように進行したらよいのか?注意するポイントはどこか?どの程度の間を取ったら良いのか?などなど…上級編では「自分が教える立場になるために」という視点で見るため、受講生それぞれがテキストに熱心に書き込んでいました。
後半は、パワーポイントを使って1人ずつ講師のロールプレイをしてもらいました。熱心な受講生がそろいましたので、それぞれの模擬講義からも学ぶことがたくさんあったようです。
【受講生の声】
・他の方の実践を見て、自分の反省→改善点が見つけやすく、おもしろかったです。充実した時間でした。相手の立場(年齢など)によって言葉選びも変わってくると思いますし、準備が重大だと思いました。
・前回は小田原で講習を受けたので、今回の横浜の講習と内容が変わっていたこと。地域に合わせて話す内容を変えることの大切さを感じました。 ランチタイムで話していたことなのですが、小学校の授業にどのように防災教育を取り入れるのか、意見を聞くことができてよかった。
・DIGに入る前の話し方をどのようにするかということにとまどいを感じました。開催地域によってパワーポイントを少し変えていくのと対象者が誰なのかということが大事ということが分かりました。
・前回は体験する側でしたが、今回は教える側としてのスキームを見られたので、改めてDIGの活かし方・流れを復習することができました。神奈川区の被害想定のランキングが出ているのだなと思ったので、地元版も調べてみたいです。
■講座概要■
講座名:ファシリテーター養成講座<上級編>第4回 HUG
日時 :平成30年11月11日(土) 10:00~13:30
会場 :かながわ県民活動サポートセンター
参加者:14人
講師 :石田真実
サポート:防災教育ファシリテーター 西川哲、小峰道晴
【エリア】鎌倉、葉山