【報告】7/29 防災教育ファシリテーター養成講座<初級第6期>防災計画

2018年7月29日(日)、おだわら市民交流センター「UMECO」にて防災教育ファシリテーター養成講座<初級第6期>を開講しました。神奈川県西部での開催は初めてで、どの程度参加者が集まるか不安でしたが20名近くの申し込みがありました。
  

初回は、防災教育事業の概要を説明し、地域防災計画と学校防災計画についてです。講師は防災教育ファシリテーターの小峰道晴です。
「防災計画」という言葉は知っていても、詳しくはわからない人が多いのではないでしょうか。地域防災計画は国の「災害対策基本法」をうけて各自治体で作成されます。

参加者の皆さんには、自分の住んでいるところの地域防災計画の概要を印刷して持ってきていただきました。概要だけでもかなりのページ数になります。地域防災計画の成り立ちや概要の説明後、実際に持ってきた地域防災計画の概要ページを読み込み、地域特性等をワークシートに書き出しました。
  

ある程度書き出したらお隣同士で情報をシェアしあいました。それから、今回は小田原市が会場なので、小田原市とそれ以外の市町村とでの比較も行ってみました。似ているところもあれば、まったく違うところもあって、私たちファシリテーターも勉強になりました。
  

最近導入がすすんでいる「タイムライン(防災行動計画)」についても学びました。災害が発生することを前提として関係者がとるべき行動を時系列で整理するものです。台風には有効な計画策定手段だと思います。

学校防災計画は、統一された名称ではないので学校ごとに違う作りになっていることが多いものです。防災に限らず交通安全や不審者対策等も組み込まれ、「学校安全計画」という名称を使っていることも多くあります。計画を策定しておくことで、備えるという意識を持つことにもつながりますね。

【参加者の声】
・改めて地域防災計画を読むことで、被害想定、特にライフライン(電気・ガス)の弱さを知りました。また、他の人の意見を聞くことで、新しい情報や感じたことを取り入れることができ、考えが広がりました。(様々な職業の方がいるので…) 学校防災教育(自分の住む地域)の中身も実際に見てみたいと思いました。
・改めて自分の町の特性を知る・町に興味を持つよい機会になりました。ワークショップ形式でいろいろな人の話を聞けたのもよかったです。
・同じ防災計画でも地域ごとに違いがあり、また、ふだんから防災に係わっている度合いにより、資料から読み取れる情報量にも違いがあり、いろいろと気づかされることが多かった。

■講座概要■
講座名: 防災教育ファシリテーター養成講座<初級第6期>防災計画
日時 :2018年7月29日(日) 10:00~13:30
会場 :おだわら市民交流センター「UMECO」
参加者:16人
講師 :小峰道晴
サポート:防災教育ファシリテーター 石田真実 大友健 片倉昌平 谷本恵子 西川哲 矢嶋惠子
【エリア】鶴見、相模原、平塚、鎌倉、葉山、武蔵野