【報告】4/28調布市立染地小学校「HUG」

2018年4月28日(土)、調布市立染地小学校で「HUG」を体験していただきました。
調布市では東日本大震災をきっかけに検討を続け、2012年(平成24年)から4月の第4土曜日を「調布市防災教育の日」と定め、学校と保護者・地域の皆さんが一体となった防災教育、避難所開設・運営訓練などの防災訓練を市立小・中学校全28校で一斉に実施しているそうです。誰でも見学OKとのことでしたので、午前中参観させていただきました。

染地小学校は教室が6角形、「ハチの巣校舎」といわれる斬新なデザインでした。多摩川に近く、大規模団地内にあります。

染地小学校は、1,2時間目は通常授業、3時間目は「命の授業」としてそれぞれの教室で、学年にあった防災教育に取り組んでいました。1年生は「こんなときどうするの」、2年生は「こんなときキミならどうする」、3年生は「どんな物がひつようかな?」、4年生は「災害から身を守る」、5年生は「3.11が教えてくれた防災」、6年生は「災害が起こる前に」という授業が行われました。
1年生は、教室だけではなく体育館や校庭へ行って、地震が起こった時の身の守り方を実践していました。
 

4時間目は避難訓練を行い、その後保護者への引き渡し訓練でした。ホールでお話を聞くときは防災ずきんを外しました。
  

  
下校時間には市役所の職員さんとおやじの会の皆さんとで非常時のトイレの組み立てを行っていました。

午後1時30分からは当団体が講師を務め、教職員、PTA・保護者の方、地域の方を対象に「避難所運営ゲーム」を体育館で行いました。小学生、市役所の職員の方の参加もあり、8班編成となりました。
恒例の避難所○×クイズは、多くの方が正解でした。
  

今回、カードの読み手は先生方にお願いし、途中で集まっていただき、レクチャーしました。その間にほかの参加者の方には役割を決めてもらいました。15番までのカードで、ルールを決め、その後はいつも通りノンストップでの対応を体験していただきました。

    
     

「HUG」を体験したことがあるのは染地小学校の石村校長先生だけだったので、どうなるか心配もありましたが、子どもたちもしっかり参加してくれました。掲示板に貼る役目を担ったり、カードを整理したり、最後の振り返りの班ごとの発表を担当してくれたりと大活躍でした。
私たちも、これだけの幅広い人たちに向けての「HUG」は初めてでしたので、貴重な経験となりました。

【参加者の声】
・避難者と対応する側が即座に対応しなくてはならない難しさを感じました。対応の仕方、問題点について大変勉強になりました。ありがとうございました。
・一度ではよくわかりませんでした。いろいろな年代が交じり、とてもよかった。次回また参加したいと思います。
・参加してよかったです。普段から災害が起きた時にどう行動をとればよいか考えておくことが大切だと思いました。
・今回は仮定での講習だったにも関わらず、次々に入ってくる情報を短時間で把握して人の動きや物資の流れを整理していかないといけないのが大変だと思いました。
 とても勉強になりました。ありがとうございました。
・次々といろいろなことを決めなくてはいけなくて驚いた。また機会があれば参加したい。
・避難所でもいろいろな仕事をしている人がいるんだなと思いました。

【学校だよりに掲載されました】
染地小だより5月号に当日の様子が掲載されています。下記リンクよりご覧ください。
調布市立染地小学校 学校だより

■講座概要■
講座名:調布市立染地小学校 防災教育の日 避難所運営ゲーム体験
日時 :平成30年4月28日(土)13時30分~16時
会場 :染地小学校 体育館
参加者:教職員、PTA・保護者の方、地域の方、市役所職員、小学生 約70人
講師:石田真実
サポート:防災教育ファシリテーター 谷本恵子 小峰道晴
エリア:鶴見 葉山

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